癒しの竜
□EPISODE 2
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ルカが妖精の尻尾に入ってからS級魔道士昇格試験が天狼島で行われた。
しかし、悪魔の心臓による攻撃のせいで試験は中止となり、その上アクノロギアと言う黒の竜が現れ天狼島は消滅したと思われた。
しかし、7年越しに天狼島が見つかり天狼島に居た全員無事だったのだった。
そして無事にギルドに戻ってきたのだった。
そんなある日、
ナ「大魔闘演武?」
マ「あぁ」
大魔闘演武とは天狼島が無かった7年間の間に出来た行事でフィオーレ1のギルドを決めるものだった。
妖精の尻尾も毎年出ているものの、
「毎年最下位なんだな…」
グ「情けねぇ…」
晩年最下位らしい。
ル「優勝はどこのギルドなの」
マ「あぁ、ここ何年は同じギルドが優勝しててな。たしか…
剣咬の虎
だったかな」
ガタッ
ナ「?どうしたルカ」
「セ……イバ…トゥ、ス…」
剣咬の虎と言う名前を聞くとルカは顔を真っ青にして震えていた。
そして、
ガクッ
ナ「!?ルカ!!」
グ「大丈夫か!?」
エ「ルカ!!しっかりしろ!!」
ルカはその場に膝を突いた。
「セ…イバッ…トゥースッ…」
エ「ルカ、深呼吸をしろ。落ち着くんだ」
「っはぁ……はぁ……」
ルカは言われた通りに深呼吸をして落ち着いた。
グ「大丈夫か?」
「っあぁ……すまない…」
ル「あの…もしかして…
ルカの前居たギルドって…」
「……あぁ…剣咬の虎だよ」
全「!!」
ルカはだいぶ落ち着いたようだった。
「まさか…そこまで強くなってんのか…ははっ…相変わらずだな…」
ハ[ルカ…]
ルカは悲しそうに笑っていた。
そして、妖精の尻尾も賞金と名誉を取り戻すために大魔闘演武に出場することになった。
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