癒しの竜

□EPISODE 2
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大魔闘演武開催都市 花の都 クロッカス



ナ「ルカ!!どっか行こうぜ!!」
「はいはい、元気だなナツは」


ルカは笑ってはいるものの内心あまり穏やかでは無かった。
ナツは気を使ってかルカと一緒に町をブラブラしたのだ。







夜になり、集合時間が迫っていた。
大魔闘演武に出場するのはナツ、グレイ、エルザ、ルーシィ、ウェンディの5人だった。


「ナツの奴…もうすぐ集合なのにどこに行ったんだ…」


いつの間にかナツを見失ったルカはナツを探していた。
すると何やら人だかりが出来ていた。


「……まさか、な」


ルカは嫌な予感を感じながらその人だかりに入っていった。



「すいませんっ…っと…ナツ、やっぱりここに居たのか…」
ナ「!!ル、ルカ…!!」


ナツを見つけたルカはため息をついた。


「そろそろ集合だ、もど?「ル…カ、さん…?」…る…ぞ…」


名前を呼ばれたと思い顔をあげるとそこには金髪と黒髪の青年が目を見開いてルカを見ていた。
2人の青年を見てルカはも目を見開いた。


その時、


ギュッ


「っ!!」
ナ「なっ!?」
?「ルカさっ…ルカさん…!!」


金髪の青年がルカに抱き付いた。


「っは…離せっ…離せスティング!!」


ドンッ


ス「っ!!」


スティングと言われた青年はルカに突き飛ばされてそのまま後ろに下がった。


「っはぁ…はぁ…」
ス「っ本当にルカさんだ…」
「っ…さっさと戻るぞ」


ルカはナツの手を掴むとその場を後にした。




ス「ルカさん…あの時のままだったな」
ロ「あぁ…」



スティングとローグは寂しそうな表情を浮かべていた。









ナ「…カ…ルカ!!」
「っ!!す、すまない…」


ルカは謝ると掴んでいた腕を離した。


ナ「大丈夫か?」
「…あぁ…」
ナ「…あいつらとは知り合いか?」
「…知り合いも何も、昔の仲間だよ」
ナ「!!あいつらは剣咬の虎の…」




ルカは俯くとそのまま歩いて宿を目指した。












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