癒しの竜

□EPISODE 1
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ある日の妖精の尻尾。
ここではいつも祭りのように賑やかである。


そんな元気一杯のギルドの扉が開いた。
そこには、


ミ「おかえりなさいマスター」


妖精の尻尾のマスター、マカロフがいた。
そんなマカロフの後ろには、


ナ「?誰だあいつ」


深い藍色の髪と目をした青年がいた。
青年はナツぐらいだ。
マカロフが歩くと青年は周りを見渡しながらマカロフの後をついて歩いた。



マ「みなきけぃ!!」


マカロフはカウンターの上に立つと声をあげた。



マ「今日から仲間になるルカじゃ。仲良くするんじゃぞ。
ほれ、紹介せんかい」


マカロフに言われ、ルカと呼ばれた青年はギルドを見渡してから口を開いた。


「ルカ・クロード…です。
本日よりお世話になります」


ルカは綺麗にお辞儀をした。


マ「よいなぁ、仲良くするんじゃぞい。
ルカ、あやつがナツじゃ」
「彼が…」


マカロフはナツを指差した。



ナ「なんだよじっちゃん!!俺を指差したりなんてよ」
マ「ナツ、しばらくはルカを頼むぞ。
こやつも滅竜魔道士じゃからの」
ナ「そうなのか!?」
「あ…はい」


滅竜魔道士と言う言葉にナツだけでなく他のメンバーも驚いた。


ナ「俺はナツ・ドラグニル!!よろしくな!!
お前なんの滅竜魔道士なんだ?」
「治癒の…滅竜魔道士です」
グ「治癒ってことはウェンディと一緒か?
あ、俺はグレイ・フルバスターな。よろしく」
「はい。あのウェンディさんとは…」
ウ「私のことです。私はウェンディ・マーベルです。
あの、ルカさんも天竜なんですか?」



と次々に質問された。


ル「つまり、天空の滅竜魔道士以外にもいるのね〜治癒魔法を使える滅竜魔道士って」
ナ「なぁなぁ!!強いのか?」
「どう…でしょう…自分ではわかりません」
ナ「なら、俺と勝負しようぜ!!」
ル「ちょ、ちょっと何言ってるのよ!!」
ナ「いいだろじっちゃん!!」


マカロフはルカを見て考える素振りを見せた。


マ「…やり過ぎるじゃないぞ。少しだけじゃ」
ナ「うおっしゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!!
燃えてきたあああ!!」



そのままナツとルカはギルドの裏に出た。








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