銀の森
□お相手は
1ページ/4ページ
高杉たちは修学旅行に来ていた。
修学旅行の夜というのはあまり寝られないもの。
消灯時間が過ぎていてもまだ起きているやつらが半分以上だ。
大抵、女子が恋バナで盛り上がったり、男子が先に寝ているやつに悪戯を仕掛けたりするだろう。
だが、このある一室では男子たちの恋バナが行われていた。
主謀者は沖田で、めんどくさそうにしているのが土方、さっさと寝たいと思っている桂にノリノリな近藤と坂本。
そしてただぼんやりとそれを見ている高杉。
この学校の先生達は緩々であんまり騒がなければ、起きていても何も言ってこない。
だから思う存分起きていられるのだ。
まぁ、そんなこんなでこの男たちの恋バナは始まった。
→