ライフ~彼らと過ごした日々~

□寮生活
1ページ/6ページ

侑李も無事退院して元に戻り、いつもの賑やかな朝を迎える。

侑李「あーっ、それ僕の育てた餃子~っ!最後の楽しみだったのに!」

涼介「いひひゃんへつに」

侑李「何いってるかさっぱり分からないし!涼介の馬鹿!だから太るんだよ!」

涼介「・・・ん、ゴクンッ、いいんじゃん別にっていったの!ってか太ってないし!」

宏太「はぁ、また喧嘩、」

大貴「毎朝毎朝こりねぇなぁ」

裕翔「まぁなんというか、平和?だねぇ。」

『侑李っ、あたしのあげるよ!』

侑李「わぁ、かれんは優しいね。誰かさんとは大違い。」

涼介「ちぇ、」

ー・・・ピンポーン

宏太「はーい!」

ガタッ

大貴「誰だろ?」

裕翔「さぁ?」

ガチャッ

宏太「どちら様ですか?」

「警察です。」

宏太「警察?」

「実はこの子八乙女光くんって言うんだけど、どうやら体が弱いらしいの。」

光「・・・」

宏太「はぁ、」

「それで、何て言えばいいか」

光「捨てたんだ、俺の両親は俺を捨てた。」

宏太「!」

「だから、この寮に入れてもらえないかしら?」

宏太「あの、なんの病気を?」

「喘息と心臓病よ、だから走らせないように
ね。あと、熱も出しやすいみたいだから」

宏太「分かりました。」

「じゃあ頼んだわね。」

バタンッ

光「・・・」

宏太「皆を紹介するな。」

ガチャッ

侑李「誰?」

宏太「八乙女光ってんだ。」

侑李「宜しくね!僕知念侑李!」

涼介「山田涼介!」

大貴「有岡大貴っ!」

裕翔「中島裕翔でーす」

『・・・』

光「!」

光は侑李の背中に女の子が隠れてることに気がついた。

侑李「かれん、挨拶しなよ。」

『だっ、だって・・・』

侑李「そっか、男の人苦手なんだよな。」

『うん、』

光「・・・」

侑李「
太田 かれんっていうんだ。」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ