柳瀬優
□ケイタイ小説
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【七夕の日の何気ない会話】
2013/7/7 12:38
「なぁ、優〜」
千秋はいつもながら締切に追われながら手を動かしていた時に同じくアシスタントとして手を動かしていた優に声をかける。
「何?」
優は無視せず千秋に声をかけた理由を問う。
「今日って七夕だよな?」
「そうだけど?」
それがどうしたと言うのか優はあっさりとした態度だ
「織姫と彦星も1年に一回しか会えないのって辛いだろうな〜」
「まぁ、仕事をしなかったからだろ?千秋もあんまり仕事しねぇーと羽鳥と1年に一回しか会えなくなるかもな」
優は含み笑い付きで千秋に言う。
「それはー…うーん、そうかも…うぅ、頑張ります」
千秋はションボリした様子で原稿に向かう。
優は自らの原稿をしながら心の中で秘かに思う。
バーカ。あの羽鳥が千秋と会わないとかあり得ないだろ。意地でも千秋と一緒にいたい奴なんだからな。まぁ、千秋の反応が面白いから言わないけどな。