白桃の籠 〜ハクトウノカゴ〜
□桜色の日常 〜サクライロノニチジョウ〜
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階段をかけあがり、二年生の教室に向かう。監督のクラスもすぐ見つかった。
『リコ監督うううぅ!!!!!!!!!!入部届くっだすゎ〜い!!!!!!』
「ぎゃあああああーー!!!!!!!!!!!!」
あら、ビックリさせてしまいました。
「……ああ、うん、本入部届ね、あげるけど、提出日決まってるから、まだ出さないでね」
監督の声が心なしか震えています。
敬礼のように手を額にあてる。
『了解っす!!』
私も目標宣言させられるのかな。
「…………でさ、さっきっから気になってたんだけど、引き戸の影に隠れてるつもりで隠れられてない子たち、いったい誰?」
『へ?』
監督の言葉に、さっき入ってきたドアを振り返った。
『……ああ、あれは…ですね、
何てめぇらついて来てんだぁゴルァ!!!!!!説明めんどくせーだろーが!』
「えー!?だってよぉー!まさか見つかるたぁ思ってなかったんだよ!!」
『見つかるに決まっとるわ!!ほとんど隠れてねえよむしろ仁王立ちに近えよ!
しかもなんか後ろから5人くらいぞろぞろ出てきたぞ!!!?何皆来てんだよ!』
里「どこ行くのか気になっちゃって〜☆」
萌「ごめんね〜」
友「私はついてきたわけじゃないよ、たまたま、た ま た ま 通りかかっただけ!」
ま「なんだよそんな たまたま 連呼して
〇玉って呼ぶぞ」
『待てゴルァ!!!!!!下ネタはもうひとつの小説で言ってくれ!!そこだとウェルカムだから!』
ぎゃーギャーわーわー この金〇がー!!
CHAOS!ケイオス!
瑛「もうダメだ…
すみません相田先輩」
リ「あ、いや、大丈夫よ、なんか見てて楽しいし
ところで、あなた達は?空ちゃんのクラスメイト?」
「あ、私と、隅でおろおろしてるピンク色の髪の子―美貴って言うんですが、私達はそうでもあります
でも、それ以前に…」
瑛がみんなに向かって叫ぶ。
「みんな!!私達は…………!」
「「「「「「『誠凜高校女子バスケ部!!!!!!!!』」」」」」」
お姉ちゃん、私達、幸せだよ。