短い書物庫

□異例カップル誕生!? ナツ&ジュビア!
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「グレイ様ぁ〜、一緒にお出かけしませんか?ほら、今話題の恋愛スポット、魔導遊園地とか、それとも」

「そんなに暇じゃねぇ、却下だ。そしてくっつくな、ジュビア。」

















「なぁなぁルーシィ、釣りいかねぇか?こないだすっげーとこみつけたんだけどさぁ、」

「いやよ。今日はあたし忙しいの。行くならナツ1人で行って来なさい。」

















ギルド全(((あの二組、何かめちゃくちゃ似てる………!!!)))














「「はぁ………」」

「どうしたの、ナツにジュビア。2人とも全くおんなじ顔してるわよ?」

「ミラさん……」

「おんなじ顔ってどんなだ?」

「そうねぇ………




2人ともフラれた直後みたいな顔してるわ♪」



「「ズーーーン……」」


「あらあら、図星?」

「あぅ、だってぇ〜……」

「ルーシィがさ、誘っても遊んでくれねぇんだもんよ〜」






と、その時。

3人の耳にある会話が入ってきた。



「ねぇねぇグレイ、あたし今から買い物に行くんだけどさ、一緒に来ない?」

「お、いいな。もちろん行くぜ。」








「あらあら……」

「恋敵!恋敵!恋敵ーっ!!」

「グレイのヤロぉ……!許さねぇ…!」


嫉妬に燃えるナツとジュビア。
2人が怒っているせいで、周りでは大火事と大洪水が一度に発生するという、まさに地獄絵図のような状況が出来上がっていた。




「ねぇっ、ナツにジュビア!!」


と、ここで2人に声をかけたのはリサーナ。おぉギルドの救世主よ!!


「そんなにグレイとルーシィを振り向かせたいならさ、こういうのはどう?」


そう言って、なにやら2人の耳元でヒソヒソ。


話を聞き終わったナツとジュビア。
2人の顔は今、面白いイタズラを考えついたわんぱく坊主のようにニンマリとしている。



「「それいい!!流石、リサーナ(さん)!!!」」






「ふふ、面白くなりそうね♪」

カウンターではミラが、グラスを磨きながら、楽しそうに呟いた。
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