無限地獄

□前編
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初音とソウジュンが拉致されて1周間後。

北朝鮮の2代将軍リュウ ジョンウォンと拉致を決行させた責任者と別荘で密談していた。
「拉致してきた韓国の男と日本の女はどうなった?」
「はい、上様。男のほうは入国してすぐ頭を強く打ち記憶を失っています。あらたにイ シフという名を与えイ ヨンハを教育係にして彼の養子にいたしました。」
「女のほうは?」
「日本名は星崎初音。公家三条家から幼い頃に養女に出されたそうです。キム ユジンを教育係につけました。名はパク メジョンと自らつけたそうです。」
「ほう。めずらしいな。顔は?」
と 興味を持つ。
「宝沢女優の京極みやびに似ています。」
「…たしか京極みやびも公家三条家と聞いたが…姉妹か?」
「はい。調べた結果間違いないようです。」
「ワシの愛人にする。今すぐよんでこい!」
「上様!メジョンは日本人です!」
「かまわん!今すぐ会わせろ!!」
「上様…いっそ私を殺してください…!」
と 土下座する。
「何を出し惜しみしておる!!」
「平壌のよくあたるという占い師にみせたところ、占いの結果が非常に悪かったのです…。見た目は天女、中身は疫病神。リュウ氏と国を滅ぼす悪女と…。くれぐれも上様とご家族は近よらぬようにとのことです。」
「……わかった。もう帰ってよい。」
「それでは、失礼致します。」
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