W
□迎えてはいけない終末
4ページ/12ページ
「いやぁ、結構走るはえーなお前」 俺
「あたしはこれでも加減したんだけど」 澪
「へいへい。
あーあ、疲れた」 俺
「全く。人の家だってのに居座りやがって・・・・」 澪
「いやぁ、悪いとは思ってるって」 俺
「どこが」 澪
「まぁそう言うなよ」 俺
「あぁ、ここにいたんだ」 三
「おー、鉢屋」 俺
「あら三郎。滅多に顔なんて出さないのに」 澪
「いや、澪さんに呼ばれたような気がして(キリ」 三
「あーそーゆーのいいからマジで」 俺
「・・・ひどいなぁ。
あ、その子」 三
「あぁ、この子?」 澪
「あいつの隠し子」 俺
「馬鹿言わないで」 澪
(鉄拳制裁)
「Σあ゛ぁいってぇ!」 俺
「毎回毎回誤解を招くようなこといいやがってこのぉ・・・」 澪
「あぁ、いやそんな怒んなよ」 俺
「毎回言われるこっちの身にもなれ!」 澪
「あぁ悪いと思ってるから・・・!」 俺
「・・・・なんか夫婦みたいだなぁ・・」 三
「・・・まぁいいわ。
ご飯作ってくるから。」 澪
「面倒を見ろとね。はいはい。
・・・あ、そう言えば名前聞いてない」 俺
「・・・だ、団蔵・・です・・」 団
「よし、団蔵な、団蔵。
俺は蒼空な。
葛城ー!こいつ団蔵だってー!!」 俺
「あーあーはいはいわかった」 澪
「けっ。なんだよあの態度。
あの人澪な。
団蔵、一人だったのか?」 俺
「・・・うん・・。
早いうちに、とーちゃんも、かーちゃんも死んじゃって・・・。
それで・・・うっ・・・」 団
(泣き出す)
「あーよしよし。怖かったな。うんうん。一人じゃないからな。」 俺
(抱きしめて撫で撫で)
「うぇっ・・ひっく・・うぅぅっ・・・」 団
「姉ちゃんが居るからな」 俺
「(口調が姉ちゃんじゃないのは黙っとくか・・・)」 三
「はい、できた」 澪
「どーだうまそうだろ」 俺
「・・・うん!(キラキラ」 団
「へへ、澪の作る飯は美味いんだからな!しっかり食えよ」 俺
「うん!すっごく美味しい!」 団
「なんか、お父さんみたい・・・」 澪
「長い間一緒に居るんですけど、ほんとに不思議なんですよね。この人だけは」 三
『うわっ、痛い・・』
『魚丸ごと食うやつがいるかよぉ』
『先に言ってよ・・・』
『いやぁ悪い悪い。食うのに夢中で』
「・・・・ほんと、不思議・・・・」 三
「・・・三郎?」 澪
「・・・」 三
「(泣いてる・・・)」 澪
(追加設定と言う名の追加攻撃。
三郎も両親が居ません。
だから不知火が拾ってきた。
顔の見たことのない父親が、もしも居たら、こうなっていたんじゃないかと思ったら涙出たと言う)