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□墓石の矛盾
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「用具委員、召集!」 俺

「・・・なんだ、どうした」 けま

「墓を作れ!早急にな!」 俺

「「「「はぁ!?」」」」


「つべこべ言うな!
用具委員会早くしろ!」 俺

「なんでそうなるんだよ!
つか、誰のだよ!」 けま

「・・・それはお前が一番よく知るものだ」 俺

「・・・・ふざけっ・・・・」 けま


「・・・作兵衛泣くな!
まだ先の話だ!」 俺

「まだ先って言ったって・・・!」 俺

「とまぁぁぁぁぁつ!!!!
お前はそんなに涙脆くていいのか!」 俺

「・・・っ」 作

「お前は脆くていいのか!
強くなるんだろ!
埋めないために強くなれ!」 俺

「・・・(強く・・・なんて・・・・」 作

「作兵衛!

護れ!

お前自身を!
お前が愛してる誰かを!

護り通せ!」 俺

「・・・そんなの・・・」 作

「お前は男である以上、護る立場にある。
生まれた時点で、その定めは変えられない。

だから骨格が女より大きんだ。
だから力が強いんだ。
だから不器用なんだ。

だから女に愛されるんだ」 俺

「・・・」 作

「(演技かよ、これマジじゃん」 けま

「作兵衛、お前には人を愛する理由がわかるか?」 俺

「・・・いいえ、」 作

「なら教えてやろう。

生きる理由を作るためだ」 俺

「・・・生きる、理由・・・」 作

「・・・お前の親は、お前にいい名前付けたな」 俺

「な、名前・・・ですか・・・?」 作



「作兵衛。

人を愛することで、生きる理由を『作』り、その愛する者の『兵』となり、『衛』(まもる)。


その名と命、易易と手放してくれるなよ。」 俺

「(・・・でも、墓作ってるから色々矛盾してね・・?)」 けま


「ちっ・・・・・・あーあ、喉いってぇ」 俺

「・・・・感動返して・・・」 作


「ま、強ち嘘じゃねぇから。

がんば」 俺

「・・・あ、あぁ・・・はい・・・!」 作



「なぁなぁ、うちの櫛知らん?」 澪

「知るかそんなもんw
俺櫛使わねぇしwww」 俺

「聞く相手間違えたわww
ほな、どうしたんやろうか・・・・」 澪

「食ったんじゃね」 俺

「アンタがか?」 澪

「なんで俺なんだよwwwww俺をなんだとwwww」 俺

「いやぁ、自白したんかと思てな・・www」 澪

「櫛なんか食うかwww馬鹿かwwww」 俺

「そんなん自分で言うたのが悪いんやろがwwwこのアホwww」 澪

「んだとぉ!?wwwwww」 俺

「あははwwwそんな怒らんでもええなやいwwww」 澪

「ふwざwけwwwwww」 俺

(め組笑い転げる)



「・・・」 作


『護れ!
お前自身を!
お前が愛してる誰かを!
護り通せ!』


「(護れる・・・かな・・・)」 作


「俺はできる馬鹿だからwwwwwやらないだけだからwwwww」 俺

「それ馬鹿ちゃうwwwwアホやwwww」 澪

「てめぇwwwwさっきからwwwww」 俺

「まぁ、やればできる子ってのは知ってるけどな?www」 澪

「できるかなじゃねぇ!
やるしかねぇ!」 俺

「その勢いで座学頑張ろうな」 澪

「・・・・・orz」 俺


「(そうか・・・。
護れるかなじゃなくて、

護るんだ・・・。)」 作


「俺は悲しい!

食満!パス!」 俺


「・・唐突」 けま

「眠いぃぃぃぃぃ!!!!!あぁぁぁぁぁぁ!!!!」 俺

「「あれが眠い時のテンションなのかよ」」


*。*。*。*。

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