過去拍手文
□めちゃくちゃに意識させたい
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「おい総悟どうしたんだ?急にバナナ買うって」
只今私は土沖を尾行中!
ちなみに総悟はまだ土方さんの腕を掴んだまま。
どんだけ近藤さんが心配なんだっていうw
あ、近藤さんは別に瀕死状態でもなんでもないからね。
今は多分お妙さんの所にいると思うよ。
「バナナ買わないと近藤さんが死んじゃうんでさァ!!」
「…頭大丈夫か?」
総悟を可哀想な目で見る土方さん。
総悟はバナナ買うのに必死。
「本当なんでさァ!!司が言ってました!!」
「おいおい。アイツの言うこと信用すんなよ。
アイツはただのホモ好きの変態だろ」
………おやおや?
なんか私酷いこと言われてません?
ちょww土方wwお前ガチで覚えてろよww
とりあえず、土沖がただ並んでるだけじゃ詰まんないから
総悟にメールでも送ろう!
私は総悟へのメールを作成する。
内容はこんな感じ。
------------------------
To:沖田総悟
Subject:司だよ!
――――――――――――
本文
デートだね☆
土方さんとのデートちゃんと楽しんでネd(^-^)
------------------------
ポチ
送信☆☆☆
どんな反応するのかな?w
しばらくして、総悟の携帯からメールをしらせる音楽が鳴る。
総悟は携帯を開けてメールを確認する。
「……………………」
総悟は私のメールを見て固まる。
すると、次の瞬間。
ボキィ!!
携帯を折ったァァァ\(^O^)/
「…総悟?」
土方さんは総悟の行動に顔をひきつらせる。
「迷惑メールにイラッときただけでさァ」
「そうか…。何かあったら言えよ?」
土方さん…。
過保護ですね萌えます。
「おっ!司じゃねぇか!!何やってんだ!?」
急に後ろから実に聞き覚えのある声が…。
後ろを振り向けば、
「近藤さん…」
ゴリラが。
「ん?あそこにいるのはトシと総悟じゃないか!!」
近藤さんは土方さんと総悟を見つけてそちらの方へ行こうとする。
待て待て待てェェ!!
「ちょ、近藤さんダメですよ!!」
「え?なんで?」
だってアンタ瀕死状態の設定になってるものォォォ!!
今近藤さんが行ったら確実に私は殺される。
「とりあえずダメなものはダメなんですよ!」
「おーい!!トシ、総悟!!」
人 の 話 し を 聞 け !
「おう、近藤さん」
「あれ?近藤さん…?」
「どうした総悟!幽霊でも見るような顔して」
「いや…近藤さん、瀕死状態なんじゃないんですかィ?」
「瀕死?何言ってんだ!俺はピンピンしてるぞ!!」
総悟の顔がみるみるうちに怒りに満ちていく。
「近藤さん、土方さん。俺、殺さなきゃいけないヤツいるんでちょっと行ってきまさァ」
「ほどほどにな」
アカーン\(^O^)/
私殺される!
土方も「ほどほどにな」じゃねーんだよ!!
ちゃんと総悟を止めろこのマヨラー馬鹿!!
私は総悟に見つからないように隠れていたが結局見つかり、
半殺しにされたのは言うまでもない。
だがしかし、あのメールを送ったあと、きっと総悟は土方さんを意識したにちがいない。と私は信じている!
(土方さんとそごたんを無理矢理買い物に行かせ、
メールでそごたんに「デートだね☆」って送ってめちゃくちゃに意識させたい
)