過去拍手文

□ぎゅーぎゅーしたいな
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ふと、急に思った。

「総悟に抱きつきたいなァァ!!」

「うわっ、急に何!?」

朝飯を食べながら私、司は叫んだ。
すると、隣で飯食ってた山崎が驚いたような顔をする。

「山崎ィ…私はもう我慢の限界だよ。
私は力ずくで総悟を抱き締めたい!!
今までは抱きつくたび殴られ蹴られ…。
もう、総悟が抵抗できないくらいの力で抱き締めたい!!
よし、決めた!!私は今日総悟を抱く!!」

「ごめん。司ちゃんが『抱く』って言うと違う意味に聞こえてくるんだけど」

「何だ山崎、抱きたいのか!?総悟を抱きたいのかァ!?
部下×上司か…なかなかアリだなぁ。
でも総悟は土方さんのものだから諦めて」

「脳内薔薇色にしないでよ…」

呆れたようにため息をつく山崎。
失礼なヤツだ。
薔薇の何が悪い!!BLの何が悪い!!

「総悟ォ今日こそは思いっきり抱き締めてやる!!
覚悟しろォォォ!!」

山崎に朝飯の片付けを押し付け走り出す。
後ろで山崎が何か叫んでいたが無視だ無視。

食堂を出て廊下を全力で走っていると何と丁度よく総悟が。

「総悟発見!!」

総悟は後ろを向いているので私が来てることに気づかない。

「うわっ!?」

私が後ろから抱きつけば総悟はビクリと肩を揺らす。

「ビビった…司かよ。急に抱きつくんじゃねェ」

「誰だと思った?土方さんだと思ってドキドキしちゃった?」

「んなわけねぇだろうが気持ち悪ィ」

ぐいぐい、と私をどかそうとする総悟。
いつもならそこで総悟から離されている私だが
今日はそれに抵抗してぎゅっと抱き締める。

「…おい、どけろよ。何で今日に限ってこんな力強ェんだよ」

更に力を込めて私をどかそうとしてくる。
私も力を込める。

「ん〜ッ!!何なんだお前!離れろッ」

手足をジタジタさせる総悟。
なんだこの可愛い生き物ォォ!!

「もうっ!!いい加減離れろォォ!!」

そう叫ぶ総悟の手元にはあら不思議☆
どこから出したのかバズーカが握られていた。
そして遠慮なく発砲してくる。

さすがに命は惜しいので総悟から離れるがまだ発砲してくる。

照れる総悟可愛いなぁ。

そんなことを考えてたらバズーカが当たってしまった。


(そごたんをぎゅーぎゅーしたいな じたじたするのを押さえ込んでぎゅーってしたいな
バズーカ撃つのもアリだよ 撃っていいよ そごたん)

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