過去拍手文
□そごたんなう!
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※りんちゃんなう!の替え歌で私が勝手に作ったそごたんなう!を小説にしてみました!
オリキャラで司という(腐)女子が出てきます
最近、ネットのチャットや掲示板などいろいろな所である人物が荒らしまくっている、という情報が真選組に入ってきた。
「…と、いうことで俺なりに色々調べてみたのですが」
パソコンのマウスを動かしながら山崎が言う。
此処は真選組屯所内の資料室。
パソコンの前に座る山崎、そしてパソコンを横から覗きこんでいるのは土方と沖田。
「悪ィな。面倒な仕事押し付けちまって」
「いえ、意外と見つけ出すの簡単でしたよ」
「そりゃあ、あんぱん食いながら同じ場所を監察するよりは楽でしょ」
静かな資料室にマウスのカチカチという音が響く。
「で、どういう感じの荒らしなんだ?」
土方が煙草の煙を吐きながら尋ねる。
「それが…チャットや掲示板に現れては、同じ言葉を繰り返し書き込んで姿を消す…これを毎晩懲りもしないでやってるんです。その言葉が不思議で…あっ、ありましたよ」
山崎が椅子から立ち上がり、2人に見易いようにする。
土方と沖田はパソコンの液晶画面に綴られた文字を読み始める。
どうやら、チャットに書き込まれたもののようだ。
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マヨサドloveさんが入室しました
jimi男『こんー^^』
マヨサドlove『そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
(^ω^≡^ω^)おっおっおっおっ』
マヨサドloveさんが退室したした。
jimi男『ちょwwなにこれ荒らし?噂の荒らしですか、暇人乙ww」
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「何だこれ」
読み終わった土方が目を細める。
「俺にも何を伝えたいのかさっぱり…。ただ分かることは、そごたんというのは沖田隊長のことかと」
「俺?」
沖田はきょとんとする。
「一部のマニアの間では、沖田隊長のことをそごたんと呼んでるんです」
「マニアって何でさァ。きめぇ」
「ただの荒らしだったらほっとこうかと思ったが、真選組が関わってるとなりゃ犯人を探し出すしかねぇな」
土方が携帯灰皿に煙草を押し付けながら言う。
「俺もこの荒らしには腹を立ててるんですよ!!」
「何で?」
「俺の作ったチャットを荒らしたからですよ!!」
「何お前チャットなんて作ってんの?」
「はい、作ってます。jimi男っていう名前で」
「さっきのチャットかい!!」
土方は頭を押さえながら山崎に言う。
「とりあえず、パソコンに詳しいヤツ知らねぇか?そいつに協力してもらって犯人を探すぞ」
「それだったら司とか詳しいんじゃないんですかィ?
あいついっつもパソコンと向き合ってニヤニヤしてるし」
「呼んだぁ?」
「えっ」
どこかから今までいなかった声が聞こえた。
周りを見渡せば沖田の後ろからひょこりと金髪が覗いた。
「何だよ司かよ…。ビビったじゃねぇか…」
顔をひきつらせながら土方は司と呼ばれる少女に話しかける。
「いやぁ、愛しの総悟に名前呼ばれたんで来ただけですよ私は」
金髪の少女、司は沖田に抱きつきながら言う。
「総悟ぉー今日もいい匂いだね(*´Д`*)」
沖田はそんな司をきもいと言いながら押し返す。
「司、ちょっと頼みたいことがあるんだが」
「総悟の裸を盗撮?」
「違ェェェ!!それもう犯罪だから!俺たち警察だから!!」
「んじゃー何なんスか」
「最近ネットで同人物の荒らしが流行ってる。その犯人を見つけ出してほしいんだ」
「えー、めんどくさ」
あからさまに面倒くさいと顔にかいてある司。
「まあ、いいじゃねぇですか。あんた、そういうの得意だろィ」
「総悟に言われちゃしょうがない!!やってやろうじゃないか」
司は沖田の言葉にやる気を出したようで、胸を張る。
「てめぇ、なんで総悟だとそんなに素直なんだよ!!差別か!?これが差別というものなのかァ!?」
「落ちついてください副長ォ!!」
〜副長が暴れているので少々お待ちください〜
「で、その荒らしはどのサイトに現れるんですか?」
パソコンの液晶画面を見つめながら司が尋ねる。
「昨晩は***チャットっていうチャットに来たんだけど」
「あぁ、そのチャットなら私もたまにやってるよ」
「まじでェ!?俺のチャット意外と有名!?」
「あぁ、あのチャット山崎が作ってたんだ?」
「そうですよ!!」
「だからあんなに地味だったのか。jimi男もきめぇし」
「えぇ!?」
司の一言がショックで山崎は灰と化してしまった。
「とりま、このチャットに入室した方がいいんですか」
「そ、そうだな」
灰になった山崎を横目に土方は頷く。
「了解。んじゃチャットネームは…」
カチカチカチ…
キーボードで文字を素早く打っていく司。
液晶に出されたチャットネームはマヨサドlove。
「ん?マヨサドlove…?」
「どっかで見たことありますねィ」
土方と沖田は首を傾げる。
司は迷いなくチャットルームへと入室すると、もの凄いスピードで文字を打っていく。
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マヨサドloveさんが入室しました
マヨサドlove『そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
そごたんなう! そごたんなう!! そごたんそごたんそごたんなう!!
(^ω^≡^ω^)おっおっおっおっ』
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「「犯人お前かよォォォ!!」」
土方といつの間にか生き返った山崎の声がハモる。
「てめぇがネット上で荒らししてたとは驚きでィ」
沖田が司の肩に手を置きながら言う。
「これ荒らしじゃないよそごたん!そごたんの可愛さを世界中に知らせてるんだよそごたん!私毎晩頑張ってたんだよそごたん!」
「そごたんそごたんうるせェ」
その後、司は副長にこっぴどく説教されたとか。