短編
□ケーキらぶっ
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「ねぇ、」
総悟とミツバがベンチでケーキを頬張っていると、見知らぬ男二人組が総悟とミツバの隣へと座ってきた。
「何でィあんたら」
あきらかに不機嫌そうに顔をしかめた総悟。
しかし男は気にした様子もなくへらへらと笑っている。
「可愛いね、君たち。姉妹?」
男の発言に総悟はぷんすかと怒る。
「俺は男でさ!」
「ボーイッシュな感じ?今流行りの俺っ子?」
本気で殴ってやろうか。
総悟が殺気を放ったとき、ミツバがケーキに大量にタバスコをかけ始めた。しかもミツバ持参の。
ピキリ、と男たちの顔が固まる。
「美味しいですよ、これ」
にこりと天使の様な笑顔を見せる。
すると次の瞬間、ミツバの隣に座っていた男は投げ飛ばされた。
ついでに総悟の隣の男も。
「あ」
総悟が振り返るとそこには、
「なーに、俺の総悟とお姉様に手ェ出してんのさ。ぶっ飛ばしちゃうゾ☆」
「いや、もうぶっ飛ばしてんだろ」
総悟の悪友でもある神威と高杉がいた。
「そーご♪大丈夫?あいつらに変な所触られてない?」
「うるせー」
姉との大事な休日を邪魔されたからだろうか。
総悟はやはり不機嫌そうに言う。
「総ちゃんの友達?」
ミツバが神威と高杉を見て首を傾げると、神威はミツバの目の前まで行きミツバの手を取りぶんぶんと握手をする。
「俺、神威!未来の総悟のお婿さんです!!よろしくネ、お姉様!」
「お婿さん?あら、総ちゃんは男の子よ」
さらに首を傾げるミツバ。
いいの、いいの!と嬉しそうに笑う神威。
それを見てつまらなそうにいじける総悟。
高杉はそんな総悟の頭を撫でた。慰めてるつもりで。
「触んじゃねぇよ、厨二が」
そしたら見事に罵られた。
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らもさんから頂いたネタです(´ω`)
すんごく遅くなりました!何ヵ月前だよ!って感じですよねすみません!!
らもさん見てますかー?
喜んでもらえたら嬉しいです^^
私的にミツバさんに媚びうる神威と優しい高杉がポイントです笑