リクエスト

□エイプリルフール
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銀♀沖 エイプリルフールネタ



4月1日。

それは、嘘をついても全然許しちゃうよ!の日だ。
一般的に言えばエイプリルフールだ。

「ふふん、旦那覚悟しろよ」

そう言いながら黒い笑みを見せるのは、黒い真選組の隊服に身を包んだ美少女、総だ。

総は今、恋人でもある銀時にエイプリルフールを利用して嘘をつこうとしてた。

銀時の居る万事屋に行き、無断で万事屋の中へ入っていく。

「旦那ァ」

万事屋に入れば、銀時がいつもの椅子に座ってジャンプを読んでいた。

「おい、インターホンくらい鳴らせよ」

さっそくの銀時のツッコミ。
だが総はそれを見事にスルーした。

「ねぇ、旦那。私旦那に言わなきゃいけない大事なことがあるんです」

ニコニコとした笑顔から、一変して、真顔になる総。

銀時も、ん?と顔をあげる。

「旦那…私、いや俺実は男だったんです」

しーん、と静まりかえる部屋。

総のイメージでは、
「えぇ、マジで!?」「今日はエイプリルフールでした☆」的な感じだったのだが、
銀時の行動は総の予想を遥かに越えるものだった。

「何、総は男だったの?」

無表情でそう言う銀時の手は総へと伸びていて

むにっ。

「へ」

そのまま総の胸を鷲掴んだのだ。

「えー、でもおっぱいはあるよ?」

むにゅむにゅと銀時の手の中で形を変える総のそれ。

「ふぇっ!?」

総の顔はみるみるうちに赤くなっていく。

「でも下を確かめない限りは信じられぶぐふぉ!!」

銀時の手がさらに下へと伸び、我に戻った総は銀時に頭突きをくらわせる。

「旦那の馬鹿!変態!死ね!」

そんな単語を言い残して総は万事屋から走って行く。

ぐらぐらする頭をおさえながら銀時はそれを見ていた。

「つーか、総のエイプリルフールに付き合ってあげただけじゃん俺」

銀時は手に残る柔らかな感触に、してやったり、と笑った。







(旦那なんて大大大嫌い!)

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