リクエスト
□エイプリルフール
1ページ/1ページ
銀♀沖 エイプリルフールネタ
4月1日。
それは、嘘をついても全然許しちゃうよ!の日だ。
一般的に言えばエイプリルフールだ。
「ふふん、旦那覚悟しろよ」
そう言いながら黒い笑みを見せるのは、黒い真選組の隊服に身を包んだ美少女、総だ。
総は今、恋人でもある銀時にエイプリルフールを利用して嘘をつこうとしてた。
銀時の居る万事屋に行き、無断で万事屋の中へ入っていく。
「旦那ァ」
万事屋に入れば、銀時がいつもの椅子に座ってジャンプを読んでいた。
「おい、インターホンくらい鳴らせよ」
さっそくの銀時のツッコミ。
だが総はそれを見事にスルーした。
「ねぇ、旦那。私旦那に言わなきゃいけない大事なことがあるんです」
ニコニコとした笑顔から、一変して、真顔になる総。
銀時も、ん?と顔をあげる。
「旦那…私、いや俺実は男だったんです」
しーん、と静まりかえる部屋。
総のイメージでは、
「えぇ、マジで!?」「今日はエイプリルフールでした☆」的な感じだったのだが、
銀時の行動は総の予想を遥かに越えるものだった。
「何、総は男だったの?」
無表情でそう言う銀時の手は総へと伸びていて
むにっ。
「へ」
そのまま総の胸を鷲掴んだのだ。
「えー、でもおっぱいはあるよ?」
むにゅむにゅと銀時の手の中で形を変える総のそれ。
「ふぇっ!?」
総の顔はみるみるうちに赤くなっていく。
「でも下を確かめない限りは信じられぶぐふぉ!!」
銀時の手がさらに下へと伸び、我に戻った総は銀時に頭突きをくらわせる。
「旦那の馬鹿!変態!死ね!」
そんな単語を言い残して総は万事屋から走って行く。
ぐらぐらする頭をおさえながら銀時はそれを見ていた。
「つーか、総のエイプリルフールに付き合ってあげただけじゃん俺」
銀時は手に残る柔らかな感触に、してやったり、と笑った。
(旦那なんて大大大嫌い!)