とある少女の灰色ノ夢

□とある少女の灰色ノ夢
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私はマリア、13歳。
今が旬の中学一年生♪

?「マリア〜、待ってぇ((汗」

んで、この子が親友のゆず。
同じく13歳♪

マリア「ねね、昨日のアレ、見た??」
ゆず「ん?…あぁ!もっちろん♪」
マリア「アレンカッコよかったよねぇ♪」
ゆず「えー!!神田もかっこいいじゃんー」
マリア「そォ?まぁ、神田もいいけど…」
ゆず「あ、でたね、ティキ」
##NAME!##「そうそう!それを言いたかったのぉ!!!!!!!!!!」
ゆず「やっぱノアは違うわーw」

そう…
皆さん、ご存じのとおり…
私たちは今D.Gray-manにハマってます!!!
あれは神アニメだよねぇ…

マリア「あ、そいやゆずは23巻買った?」
ゆず「売り切れててなかった…orz」
マリア「私の貸したげる♪」
ゆず「まじで!?いいの!!???」
マリア「いーよ!でも絶対返してね☆」
ゆず「分かってる!明日持ってきてね!!」
マリア「はいはいw」

1年くらい前、ゆずが転校してきた私に「D.Gray-manって知ってる??」って話しかけてくれたのがきっかけで私はD.Gray-manのファンになり、ゆずと大親友になれた。

そして今日!
今日はありったけDぐれのファングッツを夜買いに行く予定なのぉ〜〜///
楽しみ、超楽しみ!!

キーンコーンカーンコーン…
キンコーンカーンコーン…
『皆さん、下校の時間です。教室にいる人は速やかに下校しましょう。今日も一日お疲れ様でした、さようなら。』

下校のチャイムが流れる。
グラっと違和感を覚えた

ゆず「マリア?どうしたの??」
マリア「いや…なんか…貧血?」
ゆず「貧血ぅ?あはは、ダサーいww」
マリア「あ、はは…」

一瞬、本気で揺れたかと思った…
例えるなら、『空間が歪む』。

ゆず「もう立てる?さっさと帰ろ?」
マリア「あ、うん。もう大丈夫^^」
ゆず「よし、んじゃバッグはウチが持つよ」
マリア「いいの?ありがとー」





そして夜

母「マリアー、忘れ物ない?」
マリア「ん…ないと思う…」
母「ちょっと、しゃきっとしなさいよ!これからDぐれのグッツ買いに行くんでしょ?」
マリア「うん?うん…」

母が溜息をついてやれやれと、台所へ行った
さっき学校で感じた違和感が抜けない
頭が重くて、だるい…

マリア「…んじゃいってくる…」
母「車には気をつけるんだよー」
マリア「はぁい」



マリア「…ごめーん、遅れたぁ」
ゆず「もぉ!遅いよ!!!」
マリア「ごめんてー…」
ゆず「…」
マリア「ん?何?」
ゆず「…いや、なんか元気ないなと思って」
マリア「そんなことないよー」
ゆず「…そ。んじゃレッツラゴー!!」

なんか…モヤモヤする…
ゆずが急いで横断歩道を渡ろうとしている
でも
青信号が点滅している
ゆずの足が横断歩道の手前に落ちた時、信号が赤に変わって…

パアぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

嫌なクラクションが鳴り響いた

マリア「!!!ゆず、危ないッ!!」
ゆず「!!きゃあああ!!」

…私はトラックに轢かれかけたゆずを助けるために横断歩道へ飛び込んだ。








?「お、重い…です…」
マリア「ん?あぁ!ごめんなさい!!」
?「…え?空から人が…???」
マリア「え??」

あれ…
この男の人…
見たコトあるんだけど…
…まさか、ここって…

D.Gray-manのコスプレ会場???

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