六神将ルークA
□38話 平和条約、成立へ
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バチカルに居ながら、宿をとるとはな、とルークは思った。
ル「……平和条約が成立してくれりゃいいが……」
ルークが言い、沈黙が流れる。そこにメアドールが口を開く。
メ「本当なら、俺が此処にいる筈だったんだ。ルークの代わりで………な」
メアドールがいきなり言うと、全員"えっ"という表情になった。
ガ「どういう……意味だ?」
メ「俺はルークのレプリカだから、本当は代わりとして、此処にいる筈だった。預言を覆す為にな。だけど、俺の能力が被験者を超えていたんで、俺が六神将になった訳だ……」
"それより、明日早いから寝ようぜ"とメアドールは言い、ベッドに寝転んだ。
アニ「本当……見た目子供だよね」
リ「生まれて7年だ……可愛いなぁ……ルーク」
7年か、とルークは呟いた。
シ「アリエッタ、僕の素顔見たい?」
アリエッタは頷く。
そうして、シンクは仮面を取った。
全「「えっ!?」」
メアドール以外、驚いた。
イ「やはり、貴方も!」
ガ「貴方もって!?」
シ「僕とイオンは、被験者イオンのレプリカさ………僕は五番目、イオンは七番目、最後のレプリカさ」
全員驚きを隠せなかった。
アニ「だって……イオン様……」
シ・イ「「僕達は生まれて2年程しか経ってない(いません)」」
シンクとイオンはそう言うと、座った。
ジ「代わり……ですか……」
ジェイドは呟いて、部屋を出ていった。