短編
□ダアトでの1日
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ダアトでの1日…………
メ「くう……此で終わりっと!」
メアドールは、机の上にある書類と闘っていた。
何百枚とあるその書類は、メアドールにとって苦痛だった。
メ「はぁ……何で俺だけ多いんだよ!」
メアドールは机を蹴る。
ガシャアァァン!
メ「あっ………」
メアドールは、ガラスを割ってしまった。
メ「………どうしっか………まっ、ヴァンのせいにでもしとくか……」
メアドールは部屋から出た。丁度その時、リグレットが来る。
リ「どうした?」
メ「えっ?あ、ああ。ガラス割っちまった」
リ「全く、書類の事でキレたんだろ?」
リグレットはメアドールの頭をつつく。
メ「まぁ……な。それより、終わったから出掛けるわ」
リ「私も終わったから、一緒に行っていい?」
メ「ああ!リグレットと一緒か……嬉しいな」
メアドールは笑顔になる。
リ「そうか?何時も一緒ではないか」
メ「えっ?あ……あの……」
リグレットは無表情で言ってきて、メアドールは困る。
メ「それより、出掛けよう。何処行きたい?」
リ「メアドールと一緒なら、何処でも」
メ「そうか。じゃ、みな「師団長……会議がありますよ?」お……お前、いたのか!?」
いきなり、メアドールの部下が来る。
メ「見逃せ」
「駄目です。また、リグレット師団長とイチャつくんでしょう?いい加減出席してくれないと………特務師団長の座を奪われますよ?」
部下は、黒い笑顔でメアドールに話す。
メ「………あっ!ダアト港で任務があったんだ!急がねぇと……悪いな、出れねぇと伝えてくれ!」
「あっ!メアドール師団長!」
メアドールは、リグレットをお姫様抱っこして逃げた。