短編
□定期試験
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ある日、今日をいれ定期試験まで2週間だ。
教室…
リ「あいさつは、だれだ?」
メ「ん……あ?ああ、きりーつ」
全くやる気のない声で言うメアドール。
メ「めんど、誰かやって…」
「れい」
メアドールの代わりに、他の生徒が言う。
リ「全く、メアドール。あいさつ位してくれ」
メ「めんどい。っていうか、リグレット先生、顔近い」
リ「先生はいらないと言った筈だ。メアドール」
メ「………分かったよ。ジゼル♪」
メアドールは微笑んで言う。
リ「〜〜///何て可愛いんだ…!」
リグレットはメアドールに抱き付く。
メ「お……おい///やめろ!回りの奴等が見てるから……!」
メアドールは真っ赤になる。
「いいなぁ、先生。メアドール君に抱き付くなんて…」
「だよねぇ、先生ってメアドール君と付き合ってるのかな…」
「わかんない。でも、有り得るかも」
と、女子達は小さい声で話す。
リ「付き合っている?違うな、婚約者だ」
サラッと言われ、メアドールは混乱する。
メ「えっ?は?婚約者……?」
リ「嫌か?」
メ「そんな顔で見てくんな!可愛すぎだろ……!」
メアドールは教師と生徒という、上下関係は無かった。
リ「そうか…まぁ、話が変わるが…定期試験が2週間後にある。勉強しとくんだな」
定期試験、と聞いてメアドールは、逃げ出そうとした。
「メアドール、勉強しろよな?」
メ「うっ……!見逃せよ……」
リ「メアドール、勉強しないと……夜の勉強させるぞ」
リグレットは微笑みながら言う。
メ「そ………それは///嫌だ」
リ「私はヤりたいんだが?」
メ「馬鹿か!?」
「先生、さりげなーく危ない事言ってますよ」
「教育上よくない話で……嫌になってくる」
ある生徒が言ったと同時に、チャイムが鳴る。
リ「一時限は科学だ。大人しくしろよ」
リグレットは去った。