小説 黒子

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「ひゃ……あぅん…いっ…あああっ!」
じゅぷ、り、ぐちゅぐちゅ、と卑猥な音が部屋に響く。
悲鳴に等しい喘ぎ声と水音だけが自身の耳に入る。
どぷどぷと穴から自分のだした精液が、穴がらこぼれおちた。
どろどろと筋肉のついた白い太股を伝っていく。
それが尚自身の熱を高めさせる。
「あひ……あああっあっ、あ、ッ、んっ!」
声が一際大きくなる。
大きくなった自身を奥につく。
イイ所だけを攻められ、理性がふっ飛んでいる。
だらしなく涎を垂らし、腰を自ら振る。
それが堪らなく興奮した。
いつもはプライドが高くやや傲慢な緑間が、
自分の前で乱れ、腰を振り、涎を垂らしている様子なんて。
「そんなに煽っちゃっていいの…?」
あ、もう遅いっけ。
高尾の言っている事が聞こえているのかいないのか、
ビクビクと体を震わせ、
もはやイきずぎて何も出ないそこから透明な汁をたらりと流した。
ぐったりと気を失い倒れた男にそっと唇をおとす。
この男はじぶんに堕ちたのだ。
なんともいえない優越感が広がった。
その裏側になにかがちくりと棘が刺さった感覚がしたのはきっときのせいだ。


































瞬間的罪悪感
(ごめんね真ちゃん。愛してるの)

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