呪歌の書

□ViVi
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あなたへと渡す手紙のため

いろいろと思い出した

どれだって美しいけれども

一つも書くことなどないんだ

でもどうして、言葉にしたくなって

鉛みたいな嘘に変えてまで

行方のない鳥になってまで

汚してしまうのか

愛してるよ、ビビ

明日になれば

今日の僕らは死んでしまうさ

こんな話など

忘れておくれ

言いたいことは一つもないさ
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