魔法の書

□右腕の負傷と挫折の危機
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『さあっ!!午前の部もいよいよ終了の競技が次々と出ています!残る競技は、テニスシングルの決勝戦のみ!!』

『午前の部の締め括りは、テニスシングルの決勝戦!対戦は1-A代表の珠洲之宮さんと対するは3-A代表の石橋貴明先生の試合となっております!!この試合で午前の部全てが終了します!』

「決勝の相手が、まさか優勝候補の3-Aの担任やなんて……。」

「石橋先生って、たまに休みの日テニスしてるらしいで。」

「うへー、史華の奴大丈夫かな?」





吉本学院高等部専用テニスコート




「まさかの決勝戦の対戦相手が部活の顧問なんて……。(^◇^;)」

「やぁ、珠洲ちゃん!元気??」

「あ、石橋先生。どうも、ご無沙汰してます。」

「決勝戦、お互いに頑張ろうね。」

「それはもう勿論ですとも。」

「この試合に勝たないと、ホリケンが怒るんだよね〜。」

「え、何でですか??」

「何か、会長の板倉君が優勝クラスの委員長には珠洲ちゃんとの一日デート権が与えられるって言ってたよ。」

「え、何スかその優勝賞品。全然聞いたこと無いんですけど。」

(後で、あのヘボ会長シバきあげておくか……(;¬_¬))
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