魔法の書

□女神を賭けた闘い
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六月の半ば、吉本学院専用競技場



『さあっ!!今年も快晴の中始まりました第28回吉本学院高等部クラス対抗体育祭の開催です!』

『進行と司会は、俺様1-Bの中田敦彦と!』

『同じく1-Bの藤森慎吾がやらせていただきます!!サンキューでぇす!!』



「何で、あのナンパ組が司会やってんの?マジで意味分かんない。死ねばいいのに。」

「おいおい、史華………。」

「そんな史華ちゃんも可愛えぇなあ♡」

「何で後藤先生居るねん?!1-Bの場所は隣やろ?」

『主に近付かん方が良いぞ、若僧共。自分の身の為だ。』

「おぅ、闇黒。来てたんかぁ。」

『まぁのぅ。鏡の中から来たわい。』

「それは良いけど、何か話が進まなさそうなんだけど………。」

『去年の体育祭は今の3-Aが総合優勝をしています!』

『今年は3-Aが総合優勝二連覇を達成するのか?!それとも、新一年生達が下剋上するのか?!はたまた二年生が意地を見せるのか?!これは見逃せない!!』

『さぁ、此処で生徒選手宣誓の生徒代表3-A名倉潤先輩が登壇します!!』











































「………漸く、開会式終わったね。(疲)」

「せ……せやな………。」

「教頭と校長先生のスピーチ長すぎるわ〜………。一瞬目の前に綺麗な花畑が見えたで。」

『そのまま、空の楽園まで行けば良かったのにのぉ……。残念じゃ。』

「俺を殺す気か?!」

『無論じゃ。勿論。』
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