魔法の書
□新たなる出会い
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4月某日、都立吉本学院高等部
「史華〜、早くしろよ!」
「待ってよ、哲!!」
コイツは幼なじみの金田哲。あたしよりも背が高い体育会系男子。あたし達今日から、高校1年生になります。これから、都立吉本学院高等部に行く所です。
「此処が、都立吉本学院高等部・・・。」
「でっけぇ〜なぁ。」
「お〜い、金田、史華!!」
「おっ、川島じゃん。」
「お久〜、章ブー。」
「・・・それ、やめてくんない?マジで傷付く。」
「そういえば、ここって寮生活だよね。」
「マジ?!俺聞いてねぇ!」
「だって金田、説明会の時寝てたじゃん。そりゃあドンマイ。」
「畜生・・・。」