電脳世界の書
□Mail04
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「ねーねー、潤姉ちゃん。」
「何?」
「潤姉ちゃんのアバター、見せてよ。」
「・・・トランプの大富豪であたしに勝ったら見せてあげる。」
「「「本当?!」」」
「あんまり他の皆には見せたくなかったけれど、勝ったらの話だからね。ところで三人纏まって掛かってくる?」
「「「勿論!!!」」」
「負けないからね。」
あたしはトランプの大富豪には超が付くほど自信有った。大富豪で負けたことなんて無いからね〜。
所変わって洋室(リビング)
「それじゃあ、始めるよ。」
「絶対に勝つ!」
「そして、絶対に負けない!」
「“無敗伝説”を持つあたしに勝てるかな?」
「いざ勝負!」
「あいよ。」
「・・・はい、八切って上がり。あたしの勝ち。」
「えー、また負けた!!」
「何で〜!?潤姉ちゃんずるした?」
「ずるする訳ないでしょ。兎に角約束通りアバターは見せれませ〜ん。修行が足りんの〜。」
「悔しい〜!!」
「負け惜しみしてるんだったら修行するんだね。」
「何してたの?四人とも。」
「トランプの大富豪ですよ、理一さん。」
「・・・潤ちゃん。」
「何ですか?」
「今度は、俺と勝負しない?」
「え、まさかの勝負パターンですか??」