異世界の冒険の書
□太陽と月
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チーム・クリスタルに入ってから数日経ったある日、ついにアタシにも修羅場がやってきた。
「大変だよー!」
「朝から何、アスカ?」
「あ……あの有名な探検家のノワールさんが、トレジャータウンに来てるんだよ!」
「探検家ノワール?」
「彗星の如く現れて、色々な新発見や開拓を成し遂げた今や時の人だよ!」
「へぇ〜、そんなに凄い人なんだ。アタシも会ってみたいな。」
「………!!」
(ノワール、遂に動き出したか…。シンリに連絡しとかないと。)
「ん、どしたのリオ?深刻そうな顔して。」
「ん、いや何でもないよ。それよりも今日の依頼さっさと終わらせようよ。」
「そうだね、早く終わらせてギルドに戻ろう!」
ギルドに戻った後、ギルドにお客さんが来て居た。
「あれ……?親方と話している人って………??」
「ノワールさんだ!!本物のノワールさんだよぉ!!」
「嘘っ?!」
(ちっ………、運が悪いな……。)
「おや、この方たちは?」
「最近、結成したばかりのチーム・クリスタルだよ!」
「そうでしたか。私はノワールと言います。」
「私はアスカです!こっちのゼニガメはゼロ!」
「はじめまして、ノワールさん。ゼロと言います。」
「……!?……ゼロさんですか…、こちらこそよろしくです。」(ニヤッ)
(やはり、ゼロのことは知っていたか。)
「そちらのリオルの方は?」
「リオと言います。」
「リオさんですか。よろしくです。」