@

□僕
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「ねぇ、聞いてよ、ゆい!」


「ちゃんと聞いてるって」


「でねでねっ!」



 

隣で友達のジユンが机をばたばたと叩く。



うっうるさい。



 


「本当ーにかっこいいの!分かる!?」



ジユンはジュンミョンおっぱが好きなんだって。


 


きらきらした目で見つめられて



「...うん?」



曖昧に答えれば



「それはそれで嫌」


なんて。


 



「じゃあ、かっこよくない」



そう答えれば


「なんでー!どうして分からないのよ!」


なんて。



 

なんて言って欲しいのよー



 
女心って分かんないなぁ←一応女の子



 


 

「なによ、ゆいって恋してないわけ?」



「うん、してない」



勿体ないーなんて悶え始めたジユン。



 
勿体ない?



 


「学校のイケメンツートップと仲良くてなんで好きにならないの!?」



学校のイケメンツートップ?




....あぁ。




クリスおっぱとチャニョルくんか。



 


「それって相当勿体ないよ」


「そうなの?」



ジユンがあたしを見て


はぁっと大きな溜め息を吐いた。



 

「当たり前でしょ?ツインタワーとは仲良くなりたくてもなれない人が大勢いるの」



確かに。


それは気がつかなかった。



 
「ツインタワーとの恋はプレミアなのよ」



ジユンはあたしを見てにやりと口角をあげる。



 


「正直、どっちがタイプよ?」



「タイプ?」



そんなこと考えたことなかった。



 

先に仲良くなったチャニョルくん。


話しやすいし、


一緒にいて気を使わなくていいから楽。



 
紳士なクリスおっぱ。


とにかく優しくて、


独特の雰囲気があるというか落ち着く。



 


「どうなの?」



「んー「ゆいちゃーーん!!」



 


 

違う窓から覗く景色は
(また違う、またそれも良し)


 


チャニョルくんの声が響く。



目を向ければ


ぴょんぴょんしながら手をふっているチャニョルくんと


それをなだめようとしているクリスおっぱ。



 

本当対照的な人達。


 



 
それにしても、また絶妙なタイミングに



「まぁさ、恋、楽しいよ」



とんっ

 


いってらっしゃいとジユンがあたしの背中を押した。



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はたして主人公ちゃんは

恋に目覚めるのか!?

チャンネルはそのまま!!←黙

 

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