You Kiss Me
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「どうしよ「ゆいどうしたの?」
心配げな顔で部屋を覗いたのは
同室のティパおんに。
かっ神様降臨!!
「助けてティパおんにぃー」
半泣き状態で
状況を説明すると
「どうせ何着ていくかとかで悩んでるんでしょ」
「うん、分かんないよー 」
「おんにに任せなさい!」
相当頼もしかった(笑)
「やっぱり夫婦として初の対面だもの、お洒落していかなきゃ」
ティパおんにはそう言って
にこりと笑うと
あたしに魔法をかけてくれた。
「はい、完成」
満足したような声。
「うわぁ」
鏡に映ったあたしは
お洒落ばっちりで。
これなら
旦那さんに失礼ないよね。
「ありがとう、おんに!さらんへー」
待ち合わせ時間10分前
あたしは家を飛び出した。
流れ星を捕まえて
(真っ暗な世界に光を灯す)
「あれ、ティパ。ゆいは?」
「さっき旦那に会いに出掛けたわ。」
「えー遊ぼうと思ったのにー」
「残念ね、スヨン。」
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