小さなお話
□きみにこいしてる
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見てたのばれてた。
うわ、恥ずかしい。
身体から嫌な汗が出るのがわかる。
かぁっと身体が熱くなるのを感じて
「人の事言えないでしょ!」
冷製とは言いがたい思考の中
大きな声で異論を唱えて
がたんっと椅子から立ち上がった。
勿論、教室中の視線を一身に浴びる訳で。
自業自得ながら困っていると。
くすくすと笑い声。
ベッキョンを見たら
あたしを見て愉快そうに笑ってた。
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