花散るまで**

□第一話**
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奈美さんside**

花びらが散るたび、私の周りの人が、消えてゆく。

だけど、光は違った。
私の事を、理解してくれた。

だからこそ、光をなくしたくない。光の花びらを散らしたくない。

そう願っていた。でも、神様は、それを許してはくれなかった。



(自己紹介したけど)私は、紀里谷 奈美。高校2年生。今まで、5人もの大切な人を失ってきた。でも、私の苦しみを理解してくれる人がいる。

それは、光だ。光は、私を支えてくれた。私がうけていたいじめから、助けてくれた人だ。本当に、光には、感謝している。



光side**

俺は、八乙女光。奈美と同じ、高校2年生だ。

俺は、奈美の過去を知っている。知っているから、避けるとかは、しない。奈美は、もう笑わなくなってしまった。笑っても、それは、作り笑いか、苦笑いだ。

奈美を、笑わせたいと思うようになった。だから、毎日のように、一緒にいる。

俺は、10年前奈美があんなひどいいじめに、あってたとは、気づきもしなかった。
 

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