復活

□無防備な君へ
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1.誰にでもスキだらけ


ピンクの花びらがひらひらと舞う
日本を鮮やかにするこの桃色が、地面にも散らばり這いつくばる
儚げな雰囲気がなんともあの子に似ていて
それでいて色も散り様も、思い浮かばずにはいられない

昔は好きだったこの花も、今ではトラウマで嫌いになった
それと比例するようにあの子のことも、

恋しく思うようになった



‐‐‐‐‐‐‐‐


くるくるクルクル変わる表情にその花はよく映える
と、僕は思う。

「見てください!桜ですよ!すっごく綺麗ですね!」

満開の桃色の花に包まれて喜ぶそれはまるで絵にかいたように美しい。
やっぱりこの子は、いつも僕を驚かせてくれるよくわからない小動物だと思う。
昔、初めて君を見たとき群れる事が苦手で一人でいたから、気になって君を見ていた。
けれど、転校生がきて、仲良くなって、クラスメイトを救って仲良くなって。
ああ、群れてる君には失望した。

けれども


仲間を思うその強い意思と優しい心に

惹かれてしまった

惹かれるつもりはなかった。
ましてや相手は同性だし、頭は悪いし。
でも、不思議と嫌いではなかった。
嫌いな小動物。
なのに。

悔しいけど、悔しいから
「好きだなんて、言ってあげないよ。君が言うんだ」

僕は…

「また来年の春も、一緒に居てくださいね!…雲雀さん!」






何度でも君に惹かれる







〜fin〜


おかしい。雲雀さん目線のが書きたかったのに…。
ある意味では全然お題に沿って書いてないじゃん!
て思うかもしれませんが、一応沿うようにはかいたんですううう
まあでも一応解説します
雲雀さん→綱吉だったんですがどんどん仲間が増える度にごっきゅんやもっさんに等にモテる綱吉にムスーとするんです、で、綱吉一人で人を惑わしてムカつくと言うことで「好き」だと言うのは綱吉から言えよって感じでした。

分かりづらかったらすみません!
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