復活
□好きなタイプ
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好きなタイプを教えてください!!
、
「え?好きなタイプ?」
休日の日曜日。久々にゆっくりしようとゲームをしながらゴロゴロしたりと、満喫しようと考えた直後。
今まで何処にいたのか急に現れた赤ん坊、リボーンにいきなり好きなタイプを聞かれた。
聞かれたのはこのドン・ボンゴレ次期十代目、沢田綱吉。
その可愛さは周りの女子ところか男子に好かれるこの綱吉は、その可愛さ故に女子と付き合ったことなどない。(裏で阻止されているのは知らない)
ので、一応彼の家庭教師でもあるリボーンが、
興味本意で聞いてみた。
「ああ、お前、男にばっか好かれて女と接点ないだろ?どんな奴が好みなのか、家庭教師である俺も知る事も必要だろ?」
ふんと自慢気に鼻をならすリボーン。でも見た目は赤ん坊なので綱吉からしたら可愛いなあとしか見られてはいないが彼も綱吉を狙う一人でもある。
「ええ、なんだよその当たり前だろ的な感じわー。んー…確かに、女子とは関わりないよなー。俺だって京子ちゃんと…」
「ぶつぶつうるせー。言いたいことあるならはっきり言え。なんだ?京子がやっぱタイプなのか?」
少し京子に嫉妬しながら持ち前のポーカーフェイスで話を続ける。
「俺が聞きてえのは、男のタイプなんだがな…」
「ん?何?リボーン」
ボソリと呟いてみた。
知らぬが仏とは、よくいったものだな…と、
珍しくリボーンは遠い目をした。