人魚姫

□15
1ページ/3ページ



「きゃぁあああああ!!」


おーちーるーーー!!

死ぬよ!?絶対死ぬ!


「ウイング!」


ロビンは、ハナハナの実で手を大量に生やし、羽になって、飛んだ。


「ロービーン!助けてェーー!」

「ルフィ、○○を助けてあげて」

「言われなくても助ける!!」


ルフィに抱き締められて、下にあった軍艦に
突っ込んだ。

無傷で済んだ…。


「ルフィ!?大丈夫?怪我ない?」

「おう!大丈夫だ!」

「よ、よかった――。」


それにしても無茶だったでしょ。

近道をするために、飛んできたのが間違いだった。

でも、研究所は目の前だ。

ローとチョッパーはワープ(?)をした。

サンジ(ナミ)とウソップは子供達のところでお留守番だ。


「いい近道だった!」

「マスタ――!出てこーーい!お前をぶっ飛ばして誘拐してやるぞ――ー―!」

「いや、言っちゃ駄目でしょ!!」


周りを見渡せば、海軍達。

これ、やばいんじゃない?


『討ち取れ―――!』

『麦わらの一味だーーー!」


シーザーの部下や、海軍達が襲いかかってくる。

戦っている間にフランキーが扉に穴を開けた。


「うは――!仕事早ェーー!フランキーー!」

「変態だけど…」

「照れるじゃねェか、○○!」

「いや、褒めてないし!」


穴から中へ入ろうとすると、空からなにかが降ってきた。


「な、なに!?」

「何だ、あれ」

「生きてんのか…?」

「さっぱりわからない、なにかしら」


なにかの塊…?

結構デカいよ。


「毒だーー!」

「触れれば毒!」

「燃やせば爆発!」


海兵達やシーザーの部下達が騒ぐ。

どんどん空から降ってくる“ソレ”


「シュロロロ、いい子だ。3年も閉じ込めて悪かったな」


どこからか声がした。


「あ、マスター!なぜ外に?ここは危険です!」


シーザーの部下が声をあげた。

シーザーが姿を現した。


「お前か―――!!マスターってのは!!」

「シュロロロ、いかにもそうだ!」


ルフィが聞くと、シーザーは答えた。

それにしても変な笑い方。

あいつを思い出す…バンダー・デッケン。

あいつも変な笑い方だったな…。


「海賊“麦わらの一味”と海軍“G-5”!!
少し待っててくれ、あいつは水が苦手だからよ…。
あの湖を越える為に今少しずつ自分の欠片を飛ばしてんのさ…。」


いや、弱点言っちゃうんだ。

水が苦手なんだ…なにかの役に立つかもしれない。


「炎の地からこの氷の地へ…スライムの欠片が全てこっちに届いた時…。
お前等全員味わうんだよ!!あの4年前の……」

「捕まえた――!!」


気付くとルフィはシーザーを捕まえていた。


「な、なにしてんの―――!?」


私は思わず叫んでしまった。

だってまだシーザー喋ってたし…、危険じゃない?


「ええええ――!?」


シーザーは驚いている。

当たり前だよね、普通話してる途中で攻撃しないよね…。


「この、離せコノヤロー!!」


ルフィは覇気を使っているから、ガス人間のシーザーを捕まえていられる。

すごいな、ルフィは。


「ゴムゴムの…鐘――!!!」

「うおっ!」


ルフィの攻撃をガス化してかわすシーザー。
ガスって厄介だな…。


「…ガスローブ!!」

「うぶっ!」


シーザーはルフィにガスを吹きかけた。


「ルフィっ!」

「シュロロロ…さぁ吸い込め!実験を繰り返したおれのガスの殺傷力は…」


ルフィはシーザーの言葉の途中で、一気にガスを吸い込んだ。

あ、あれ毒ガスじゃないの?やばいんじゃない?


「ルフィ!?だ、大丈夫!?」

「ふんっ!!」


ルフィはガスを耳から出した。

インペル…ダウン?

のマゼランという人の能力、ドクドクの実で慣れたらしい。


「毒に慣れとかあるのかよっ!」


私のツッコミも虚しく、ルフィはシーザーに攻撃を仕掛けた。


「“スマイリーズ”麦わらに纏わりつけ!」


シーザーの命令でスライムは動き出した。

そしてルフィに纏わりつき、爆発した。


「シュロロロー」

「ル、ルフィ!?嘘…。」


ルフィがいたところには、もうルフィはいない。


「あ、危なかった、すげェ爆発」


シーザーの後ろにルフィが現れ、シーザーに攻撃した。

そしてまたシーザーを捕まえた。


「勝った…?」


結構呆気無かったなシーザー…。

そう思って油断していると、急にルフィが首を抑え、苦しみだした。


「え…ルフィ?」

「シュロロロー」


シーザーの笑い声が頭の中に響く。

ルフィはそのまま落下した。

訳が分からない…なにが起きたの?

ロビン、フランキーも倒れて行く。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ