人魚姫

□06
1ページ/3ページ




作戦通り、ことが進んだ。

あの時…


「どけっ!」

「いや、絶対に行かせん!」


ジンベイとルフィはまだ闘っていた。

私達は黙って見守った。


「どけったらどけよ!おれは、あいつらをぶっ飛ばしに行くんだ!!」

「何度言わせるんじゃっ!待てと言うとろうが!!話を最後まで聞け!!」


ジンベイにはなにか考えがあるようだ。


「わしとお前の関係はなんじゃ、」

「友達!」

「そうとも、この造作無い関係を築けず、魚人族と人間は長年往生しとる。

止めたのは、ホーディとはやみくもに闘うなと言う意味じゃ、突っ走るな!

この魚人島を救う、ヒーロになってくれ!!」


「ヒーロー!?…ヤだ!!」

「イヤなのかよ!!」


ルフィとかヒーローになりたそうなのに…。


「おれ達は海賊だぞ!!ヒーローは大好きだけど、なるのはイヤだ!!」

「なんでだよ!!」

「お前!ヒーローがなにかわかってんのか!?」

「ん!?」

「たとえば、肉があるだろ?

海賊は肉で宴をやるけど、ヒーローは肉を人に分け与える奴のことだ。

おれは肉を食いてェ!!!」


「肉の問題かよっ!!!」


「じゃあ、肉は食わせてやるから言う通りにせェ!」


ジンベイは半分呆れて言った。


「わかった。」

「えええっ!!解決ゥ!?」


チョッパーの驚き方可愛いな。

ルフィは肉が大好きなんだ。

そしてジンベイは作戦を語り出した。




ジンベイが助けを求めるから、それをルフィが助けるという簡単な作戦。


詳しく言うと、ジンベイとメガロがホーディ達にわざと捕まり、侵入する。


ジンベイがホーディ達の注意を引きつけてる間に、

麦わらの一味の誰かがメガロのお腹の中からこっそり抜け出し、

ホーディ達が持っている天竜人の書状と捕えられた国王の錠のカギを盗みだす。


という作戦。


私が助けを求めちゃったけど…なんとかお父さんの処刑は無くなった。








次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ