magico
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「行ってきまーす!」
○○は元気よく家から飛び出した。
空の散歩をするため、1人しか無理なのだ。
「早めに帰ってこいよー」
「兄貴は心配性だな〜」
「バッ!そんなんじゃねぇよ!」
「○○ちゃん気をつけてね!」
「エマー!兄貴をよろしくー!」
「早く行きなさい」
「あたしも行きたい!」
「アニス行ってきます!ルーは駄目よ」
みんな○○を心配して玄関まで来たが、○○は強い。心配なさそうだ。
○○は箒に跨り、空を飛んだ。
少し冷たい風が○○の頬を撫でる。
○○は海の方に行ってみることにした。
海はなぜか心が落ち着く。
前世はどこかの海賊だったのだろうか…
そうのん気に考えていると、
海の地平線から海賊船らしきものが見えた。
海賊船が来ているにも関わらず、○○はワクワクしていた。
初めて見る海賊…
○○は海賊船が来るのをひたすら待った。