人魚姫
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「見ろよ!ほら!くっついたぞ!こういうのなんていうんだっけ!?ウソップ!」
「ケンタウロスか?」
「ケンタウロス!!わっはっはっは!」
ルフィは大爆笑。
二度と近づかないでほしい。
ルフィの背中に下半身を付けて、なんか変な感じになってる。
「○○ほし!!なんで離れるんだ!?」
「自分の姿見てよ!!」
「○○ほしー!」
「きゃあ!!近付かないでーー!!」
ホントにイヤ、なんか気持ち悪いもん。
人の下半身付けるなんて…。
「だーきーつーくーなーーー!」
「「イチャつくな!!」」
「ずびばぜん…」
ルフィはボコボコにされていた。
「おい!お前等!こっち来てみろ」
ゾロが叫んだ。
ゾロの方へ行くと、目の前は湖。
そして向こうには雪山が見える。
雪も降っているようだ。
「雪っ!!初めてー!!」
「楽しいぞー!行こう!!」
「向こう行ったら寒いだろ!!それに遠すぎる、一旦船に戻ろう」
「……。」
ウソップは子電伝虫でブルックと連絡してい
る。
ブルック以外は何者かに攫われてしまい、今はあの雪山がある方にいるらしい。
「初めから反対側の岸へ上陸すりゃ早かったな」
「そしたらお前竜も食えなかったし『足まろ』とも出会えなかったろ」
「足まろ?」
「なんだアシマロって…」
「あ、おれの後ろ足の名前」
…。
……。
近付かないでほしい。
「○○ほし?さっきより距離離れてねェか?」
「近付かないで下さい…。」
「なんでだよー!」
「きゃあああ!!」
「「だからイチャつくな!!」」
「ずびばぜん…」
「痛いでござブ!!」
ルフィと、足まろも殴られていた。
「行くぞ、目的変更!仲間救出に氷の土地へ!」
「途中冬服売ってないかしら…」
「冗段抜きでこの格好じゃ死ぬぞ!!」
「私は人魚だから大丈夫です」
「着ろよ、一応」
「わかった」
この湖も泳いでいくるんだけど…。
能力者が2人もいるからね。
仕方無いか…。
ウソップがボートを出し、向こう岸まで渡ることになった。
だけど、向こう岸にいたやつに船を砲撃され、転覆した。
「冷てェ!!」
「水はやっぱり気持ちいい!」
「それどころじゃねェだろ!!」
「ルフィとロビンは任せて!!」
2人を掴み、向こう岸まで泳ぐ。
久しぶりの水の感触…。
なんて心地いいんだろう。
「ん…?この湖…サメがいる」
「ギャーー!サメ?湖に!?」
「メガロに似てない…。」
「ぎゃああ!ゾロが、ゾロが食われた!?」
【サメさん…仲間を食べないで…】
(お前は…。)
【私を知ってるの?】
(おれからは言えない…)
【やっぱり…】
(だが…なぜお前はここにいる?)
【自分の秘密を知る為よ】
(秘密か…。先に進めばわかるかもしれないな)
【ありがとう】
ってかサメって海王類じゃないけど話せるんだ…。
あれ?元々みんな話せたっけ?
わからなくなった。