人魚姫

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ルフィ達は人間を抜くのに必死だった。


「抜くんだ…。」


本当に下半身だけが竜から出ていた。

たぶん喋ってたのは、コレだ。


「ぎゃああ!!ちぎれたーーー!ごめーーーん!」

「バカ!ごめんで済むか!殺しちまったーー!」


私達の前にいるのは下半身だけの…人?

血は出てない、綺麗に上半身が無い。


「おお!離れられたでござブ!」

「ええええ!?喋った!?ゾンビか?こいつ」

「バケモノ――――――――!!」

「ゾンビじゃないでしょ!!」

「どういうこと?こっちにも体がちぎれた跡なんてないわ」


ロビンは竜を指差して言った。


「じゃ、元から下半身だけなのか!?結構でけェな…」


上半身が合ったら、身長が高い人なんだろうけど…。

下半身だけじゃわからない。

こんなことって…あるんだ。


「個性的だなーお前!」

「個性的どころじゃないよ!!下半身だよ!?」

「ブ誰か知らブが道を通せブ!!拙者こんな場所で死ぬわけにはいかぬのだブ!」


ルフィに変な靴(下駄)を履いた足で回し蹴りした。


「逃がしはせぬブぞ!あの戯けた七武海めが!!」

「あ!逃げた!」

「ってなんで喋れるの!?」


私の疑問は誰もわからない。

下半身は走っていく。


「おい待て!お前おれの仲間になれ!!」

「やめろ―――――!」

「ええ!?ルフィ!?」


下半身を仲間にするの!?

骨とかロボとか人魚とか色々いるけど…顔が無い人は…。珍しいよね。
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