magico
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「食った食ったごちそうさま!!ここに10年か…頭おかしくなりそうだ」
「まるで聞いてねェ!!!」
「ルフィ様…早くお帰りに…ヒック」
「なァ!お前行きたいとこねェのか?」
ピクッ!
しらほしは大げさに反応した。
「(可愛い…)」
「それはもちろん…沢山ございますけど…」
「そうだろうな!じゃあ!ここを出よう!!」
「何言ってんの!?しらほしはお姫様だよ?」
「いいじゃねェか!散歩しようぜ!」
「ちょっちょっと!いけません!そのようなこと…」
「なんだよ…行こうぜ!○○も!冒険しよう!」
「散歩じゃねェのかよ!」
「大丈夫!またなんか飛んできたらおれが全部吹き飛ばしてやるからよ!」
一度に沢山飛んできたらどうするのよ…とか考えた○○だが、ルフィに言ってもしょうがあないと、あきらめた○○。
「よし行こう!」
「○○も行くってよ!!行くぞ外!」
「ごめんなさい…やっぱり…行けません…」
「なんでだよ〜!行きてェとこあるって言ってたろお前」
「けれど…そのように勝手なことをしてしまいましては…お城の皆さまに大変ご迷惑を!」
「こんなとこに10年も閉じこもってたらおれなら頭おかしくなるよ
メシのお礼だ!おれが付いて行くから!どこ行きてェんだ!?」
「どこにでも連れて行ってあげる!!私魔法使いなんだから!!」
「魔法使いなの…?すごいです!初めて見ました!」
「へへん!で?どこ行きたいの?」
「う…海の森!」
しらほしはまた泣きだしてしまった。