好きな人の幸せが私の幸せ

□ただ傍に…
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コナ「なぁ、灰原」





アイ「何…?
まさか、また薬をよこせとか言わないわよね??」








コナ「だめか??」






アイ「ダメよ
前から言ってるじゃない」





全く、工藤君は…

よほど、あの子が好きなのね…












アイ「…嫉妬…」







私は小さく呟いた





私だって…工藤君が好きよ…
でも工藤君はあの蘭って子が好きで、工藤君もあの子が好き……










コナ「ん?
なんか言ったか??」








アイ「何でもないわ」









私の入り込む隙なんて、
ないのにね










コナ「そうか?
気が変わったらくれねぇか?」







アイ「変わんないわよ…
今は諦めなさい…」






私は再びパソコンに向かった







コナ「…またな、灰原


………お前が居てくれて良かったよ」








そう言って彼は部屋を出た














アイ「…バカ…
私の気も知らないで…」






私は一人、暗い部屋で涙を流した


















(その一言が、私の心を何れだけ痛めるか、貴方には分かりますか?)






(ただ傍に居れるだけで十分…
そう思おうにも切ないのです…)











end





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