突端相思寄話

□想い出作り
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そんな会話をしながらも
銀時に手をひかれ
着いたのは
ゲーセンの奥。
女子達、カップル達で
盛り上がる場所…。

「プリクラ撮ろ?」

「やだ。」

「仕方ないなぁ。
今日は俺が
おごってあげますー」

ってそういう
問題じゃなくね?
うん。
内心突っ込みを入れていたら
プリクラ機から声が聞こえて。

「ほら、十四郎も写るの!!」

と言われ恥ずかしいことに
プリクラを撮るわけになった。

ここで逃げたら
何か負けた気がするから。
と言い訳を用意して…。

…カシャッ
カメラのシャッター音の
様なものに合わせて
今何か頬にあたった気が…

「今何した?」

「んー?ちゅう。」

何してくれてんのー!!?
そして何故照れたー!!?
自分でしといて
照れるな!!
こっちが恥ずかしくなるわ!!

「十四郎、顔真っ赤。」
「うっさい!!暑いだけだ!!」

「はは。じゃぁプリクラ
印刷し終わったら
アイス食べて帰ろうな。」

頷いて俺達は隣の
デコるとこで文字を
書いたりしている。

「何か普通のと違くね?
撮ったことないけど。」

「カップルのやつで
撮ったからな。」

は!!?
ま、まぁそうだけれども。

「十四郎は何か
俺に向けて書くことないの?」

いや、隣に座ってるんだから
書くより言った方が早いだろ。

でも恥ずかしいし、
何よりキャラ壊れるからな。

「一つだけ。」

俺はその言葉を書いたら
終了ボタンを押して、
銀時からも無理矢理ペンを
奪って終了を押した。

「何してんのさ。
せっかく俺がもっと
デコろうとしてたのに。」

「お前は女子か!!」

今日何度ツッコミ入れたか
わかんねぇぞ。

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