突端相思寄話

□想い出作り
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「うーん。
十四郎は何買うの?」

「服。」

「え?まじか!!」

何でそんなに目を
輝かせているんだ?

「じゃぁ春物の
ワンピースとか、
ミニスカ…」

「あ?」

「はい、すみませんでした。」

何を言っているんだか。
銀時の考えてること
何時もおかしいぞ…。

てか普通におかしいだろ。
どうしてこんなに人多いのに
手なんか繋ぐんだ?
さっき女子高校生に
変な目で見られたぞ…。

「穴があったら入りたい。」

「十四郎?そうか、変わりに
銀さんが十四郎に
入れてあげ…」

「うるさいっ!!」

なんでそんなに頭ん中
ピンクなんだよ。
思春期だからか?
あぁ、春だからか。

色々言っても
手は離さないわけで。
本当調子狂う…。

服屋に着くと
二つのTシャツを持って

「十四郎はどっちがいいと思う?
俺的にはこっち…、いや、
こっちも捨てがたいし…。」

服くらい自分で選べや!!
優柔不断ですか?
男だろ!!
内心思いながらも
やっぱ銀時の私服姿は
かっこいいと思っていたり。
ま、本人の前では
絶対言わないけどな。

俺も適当に春物の服
(ワンピースとかじゃねぇぞ)
を選んで会計を済ました。

「あー、妙に十四郎って
男前だよね。
今度その私服来て見せてな。」

「ぎ、銀時こそ…。」

俺何なんだ?
今日キャラ崩壊しまくりだぞ。
銀時といると、世に言う
ツンデレになりかけてるぞ…。

「十四郎ツンデレー(笑)」

「ツンデレじゃねぇよ!!」

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