短編


□ハロウィン!
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※途中で終わります







『こーんにーちはー!』




また




ヴァリアーさんへやってきた。




私は極秘書類などの伝達をボンゴレに一任されているから、
今までも何度かヴァリアーさんに
訪れる事があった。






『誰もいないのー…?』







ここは幹部の人達専用の大広間。



いつもならボスくらいいるはずなのに…。







その時、




「ばー!」



『きゃっ!!』



目の前にオレンジ色の何かが現れた。




『か…かかかかぼちゃ!?』




「ふふ…ミーですよきょんー。」





かぼちゃだと思ったのはかぼちゃ帽子をかぶったフランだった。




『もっ…もう!フラン!
びっくりさせないでよ!いつものカエルは?』





フラン「今日はハロウィンなのでー。特別ですよー。



きょん、トリック オア トリートー。」





『えっ…あ…っハロウィン!すっかり忘れてた!

え…お菓子なんて持ってないよ…!』





フラン「…じゃあ仕方ありませんねー。


イタズラですー。」






ボフンッ



『きゃっ…』





私の頭の上で何かが起こった。





窓に写った自分を見ると…




『あ…フランとお揃い…?』





フランと同じ顔のあるかぼちゃ君をかぶっていた。
でも私のには可愛く小さなリボンがたくさんついている。





『わぁ…』





フラン「きょん似合ってますよー。あ、ついでに…」





ちゅっ





『わっ…ちょっとフラン!!』





ほっぺにキスされた。





フラン「あー…そういえば、きっと堕王子にも言われると思うんですー。
会わないのが一番なんですけど…



だから、そしたらお菓子あげてください。

堕王子のイタズラなんて何をしでかすか…

かぼちゃに飴がたくさんついてますからー。」





『あ!これ飴なの!?』




リボンだと思っていたものは綺麗な包みのキャンディだった。




(素敵…!!)





うっとり窓に写った自分を眺めていると…





バッ




フラン「あっ!クソッ…堕王子!」





何者かに横から抱きつかれた。
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