短編


□おねだり
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『ベル』


聞こえているけどあえて無視する。


『ベール…』


「…なんだよ」


『ベルってば…』


「だからなに…ぶっ!!」


書類から顔をあげると目の前にあったのは鼻メガネをかけたきょんの顔。


「てめっ…ふざけてんのか!」


『だってベルこっち見ないんだもん。』


鼻メガネを外しながらソファに寝転がる俺の上にのしかかってくる。


「あのなぁ…これ殺し屋リスト。大事な書類なの!」


『そんなの知らないもん…。私がいる時くらい仕事しないでよ…』


ギュッと俺の背中に手を回すきょん。
…胸あたってんだけど。


でもこいつは誘ってる訳でもなく、無意識にやってること。


すりすりと頬を俺の胸にこすりつけてくる。


いつもツンケンしてるこいつに甘えられると俺弱いん…


『構って…』


ずぎゅん


俺のハートは射抜かれた。


「…あー…あ…しゃーねーなぁっ!」


ごろんと上下逆転。きょんを下に組み敷く。


そしてそのままきょんの唇を自分ので塞いだ。


『ん…』


角度を変えて何度も何度も…


きょんの頭に手を回して…。


『ん…ふぁ…』


きょんから漏れる声が甘いものへと変わってく…。
あーまじ可愛い。


そんな可愛いきょんは虐めたくなる。


ぱっと突然唐突にキスするのをやめてやった。


『…ん…ベル。』


「なーに?」


物足りなさそうに俺を見上げてる。はずかしそうに目で訴えてる。


そういうの、俺の本能逆撫でするだけなんだけど♪


「口で言わなきゃわかんないぜ?」


『〜…………と』


「ん?」


わざと耳を傾ける仕草をする。
きょんは、さっきの勢いはどこへやら、顔を真っ赤にしている。そして…


『もっ…と。』


「…」


ねぇ、きょんってなんでこんな可愛いの?


俺は再度きょんにキスを落とした。
そのままきょんの胸へ手を伸ばす。


『んっ…ベルっ…なにす…!!』


「もっと、つったじゃん♪」


『ちがっ…それはキスを…んん』


うるさい口は塞いでしまおう。


『んんんんん〜っ…!!』



ベルの手は蛇のように…



その後はご想像にお任せします…





*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*


莉緒様!!

ベル甘  リクエストありがとうございます(=^x^=)

他に比べるととても短くなってしまい、申し訳ありません(~_~;)
 

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