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(4z/流友)




「流星さん、食べます?」
「あ、うん」

目の前には豪華なチョコレートケーキが 紅茶と一緒に 置かれていた。
そしてそのチョコレートケーキの上には 織姫と彦星らしき砂糖菓子が乗っかっていた。

「七夕と聞いたので、ちょっと手間がかかりましたが・・・・」
「え?これ友子ちゃんが作ったの?!」
「はい。どうぞ」

見事にデコレーションされたケーキ。
器用としか言いようが無い。
一口食べれば、流星にあわせたのか、少し甘さを控えられたケーキ。
紅茶に凄くあった。

「そういえば、流星さんってお星様ですよね」
「ん?」
「私にとって流星さんの存在も、メテオの存在も 空に輝く星のようなんです」
「・・・・・・・・・」
「それに流れ星って、3回お願い事を唱えると、叶えてくれるから好きなんです」
「ふ〜ん。なら、俺は3回唱えられると誰かお願い事をかなえなきゃいけないのかな?」

冗談なのだろう。
笑いながら話す流星に、友子はこう言った。

「流星さん」
「何?」
「好きですよ。だから」

ボソッ

瞬間、流星は顔を真っ赤にしながら、
照れくさそうに、口を開いた。

「好きだよ、友子」

中々言ってくれない言葉と呼称に、友子は満面の笑顔で彼に抱きついた。





”答えて 答えて 答えて”
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