ドタバタな日常
□五日目〜ツッコミの嵐と犬の可愛さ〜
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でっかいマヨネーズが歩いて入ってきた
は???
なんだコレ??
クラスみんなが騒然とする中、そのマヨネーズは俺の席の前に荷物を置く
え?何で、土方の席にマヨネーズ??
そう思っていたら、マヨネーズがゆっくりとこちらを振り向く
マヨネーズのキャップの下に顔が見える
その顔の正体は――
「早奈英、おはよ」
土方だった
「って…お前かァァァァァい!!!!!!!!!!!」
早速、ツッコミをせざるおえなくなった
「どした土方ァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!何があったァァァァァ!?!?!?!?!?!?!?」
今日、一番のツッコミが炸裂する
「いや、あの…テンションがあがって…」
と、顔を赤くしてデレデレしながら言う
「ヤバイィィィィィィ!!!!!!!!!!なんか、可愛いィィィィィィ!!!!じゃなくて、照れんだったらするなァァァァァァァァァァ」
一瞬、何かが乗り移って変なこと言ったが、すぐ普通のツッコミをする
「か、かわいい!?////」
と、さらに顔を真っ赤にする
「そこは流せよォォォォォ!!!!」
再び息が切れ始めた俺
「早奈英、結局ツッコんじゃったね」
窓の方から声がしたので、見ると
よっと言いながら、神威が窓から入ってきた
「…………………どこから入ってきたんですか、アナタは」
無視しようか迷ったが、とりあえず冷静にツッコむ
「アレ…?つーか、いつから聞いてたの??」
神威の言葉を聞く限りだと、まるで今までの話を聞いていたような口振りだ
姿は、入ってくるまで見えなかったわけだから…
「え〜っとね…晋ちゃんの『よォ、早奈英』から」
「…ほとんど全部聞いてんじゃねぇかァァァァァァァァァァ」
冷静という名の壁崩壊
「なんなの、アンタら!?俺をツッコまさせる天才ですかコノヤロー!!!!」
「「うん」」
三人の声が揃う
「"うん"じゃねェェェェェ!!!!!!!!!!」
と、ツッコんだところでふと考える
今、高杉、土方、神威と来たから後、ヅラと沖田が来ていない
この流れだと、普段からボケ属性に入るあの二人は…―
確実にボケる=ツッコまなきゃいけない=疲れる×2
ってことになるよな
嫌だァァァァァァァァァァ
早く新八来てェェェェェ
俺の代わりにツッコめェェェェェ
ボケさせてェェェェェ
心の中で訴えていたら…
ガラリと男をたてて、沖田が入ってきた