ドタバタな日常

□二日目〜3Zのメンバー〜
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どうだ!!!??


神楽はかなりの大食い

この言葉に反応しないハズがない



「今日は、早奈英に免じて許してやるネ!」


よ…良かった


教室半壊はさすがに困る


神威は、若干不服そうな表情だったが、まぁいいやと言って自分の席へ着いた


すると、今度はいつも一緒にいるメンバーの二人志村妙と柳生九兵衞が話しかけてきた


「早奈英ちゃん、神楽ちゃんおはよう」


穏やかな声で先に話しかけてきたのは、妙だ


茶色い髪で1つに束ねている妙

なかなかの美人だ
まぁ、中身でみんな引いていくのだが…


「妙、おはよう!」

「アネゴ〜!!おはようヨ!」

そう、神楽は何故か妙のことをアネゴと呼んでいる


確かに、妙も強いけれども
凶暴だけれども


「二人とも、おはよう」


次にカッコいい声で話しかけてきたのは九兵衞


この子は、左目に黒い眼帯を付けていて黒髪のポニーテール

いわゆるクール系美人

ただひとつ問題なのが、九兵衞は男という人種が苦手で、触れられただけでその人を投げ飛ばしてしまう癖があるということだ

まぁ、それくらいの方が個性があっていいと思うが…


「九兵衞、おはよ〜さん」

「九ちゃん!おはようヨ〜」


ちなみに、九兵衛も結構強い

この4人が揃ったら、ぶっちゃけ怖いものなしだと思う

最強だよ、本当

最強4人組だよ


いつもの4人が揃い、いつものように談笑を始めようとしたら・・・いつものように邪魔してくる奴がやってきた




「お妙さぁぁぁぁぁん!!!!おはよぉぉぉございまぁぁぁぁす!!!今日も、相変わらずお綺麗・・・」

教室のドアを勢いよく開け、妙の元に真っ先にくる変態

ゴリラもとい近藤勲

何故ゴリラかというと、風貌がゴリラだからだ

けど、コイツ一応風紀委員長をやっている

ゴリラなのに人望が厚いのだ

俺には、よく分からんが・・・


ちなみに、何故妙の元に真っ先に行くのかというと、ゴリラが妙のストーカーだからだ

勿論妙は、とても嫌なのでいつものごとく制裁を下す



「朝っぱらからウゼェんじゃ!!!このゴリラァァァァァァァ!!!!!!!」


妙が拳をゴリラの顔面に叩き込む


先ほども言ったと思うが・・・妙は凶暴だ

めちゃめちゃ痛いと思うぞ


「ぐはぁぁぁぁぁ」


鼻から血をダラダラ流し、地面に倒れ意識を失うゴリラ


けど、それを見ても誰も同情しない

それは、こういうことが毎朝毎朝行われているからだ

よく、毎朝殴られて諦めないよなと

クラスのみんなは思っている



「あ〜あ・・・。またかよ。お〜い、近藤さん大丈夫か?」


「生きてやすか〜?」


そんなゴリラの元に、2人の美青年(俺にはよく分からないが)が、全然心配なさそうに話しかける


最初に話しかけたのは、風紀副委員長の土方十四郎

無造作にセットされた黒髪に、鋭い双眸と心地よい低音ボイスを持ち合わせた彼は、普通にモテている

とても、真面目そうに見える(実際真面目だが)が実は、極度のマヨラーで『マヨネーズ星の王子』という言葉がぴったりな人だ


次に話しかけたのは、風紀委員の幹部の沖田総悟

栗色のサラサラヘアーに甘いマスク、かわいらしい声という、土方とは真逆のタイプの彼も土方に劣らずモテる

コイツもコイツで超ドSで、土方たちにもよく『サディスティック星の王子』と呼ばれている

「あ〜あ、こりゃダメだな。おい、総悟。運ぶの手伝え」

全く反応しないゴリラを見て、沖田にそういう

「え〜嫌でさァ。やるのら、土方一人でやれコノヤロー」

沖田は、土方が相当嫌いらしくいつもこんなやり取りをしている

こっちからすれば、じゃあ一緒に居なきゃいいのにと思うのだが

そう思いながら、沖田を見ているとその視線に気づいた沖田が目線を合わせてくる


「お、早奈英じゃねェですかィ。おはよーございやす」

立ち上がって、俺に話しかけてくる

それで、やっと俺の存在に気付いた土方も

「あ。はよ」

一応しとく的な挨拶をする

「おう、はよ〜さん」

いや、別に嫌なら話しかけてこなくていいからと思っていたら

沖田が、こちらに近づいてきて顔を近づけてくる

ちなみに、神楽、妙、九兵衛の3人は、ゴリラに制裁を下した後、用があるとかで職員室にいってしまった

「な、なんだよ」

用でもあるのかコノヤロー

「なんで、さっき俺を見てたんでィ」

変な質問をされる

あ、視線あったときか・・・

「いや、別に。お前に言うほどのことではない」

離れろと言って、沖田を押し離れさせる

すると、土方もこちらにやってくる

「何やってんだ?」

妥当な質問をしてくる

「いや、知らね」

俺が答える

実際なんも知らねえし

そんな、俺らのやり取りを無視して

「あ〜、もしかして早奈英。俺のことカッコいいと思って見てたんですかィ?」

「なに・・・?」

沖田がデマを言い、なぜかそれを聞き眉をひそめる土方

「いや、違ェし。自意識過剰はやめろ」

ここは、悪魔で冷静に言う

「本当ですか〜ィ?」

顔を覗き込んでくる

あ〜もう!!しつこい!!

「違ェっつてんだろコラ!つか、しつけぇんだよ!!!」

一括する俺

「ま、いいですけど」

と、明らかに信じていない返事をした沖田

そして、どこかへと去っていく

土方はまだ残っていたので、土方に話しかける

「あのさ〜おたくの風紀委員さん。ちゃんとしつけてくれませんかね?」

仮にも、風紀副委員長なんだからという理由で言ってみる

「早奈英。アイツが、俺の言うこと聞くタマだと思うか?」

沖田に視線を移しながら、呆れた表情で言う

「ん・・思わねェ」

まぁ、そりゃあそうだな

「それより、近藤さんが言った方が効果があると思うぜ」

「え、マジで?」

「マジで」

この辺が、よく分からない風紀委員会

「ま、俺は近藤さん運ぶわ。じゃあな」

そういって、ゴリラの元に行く土方

運んで教室からいなくなる


すると、次に話しかけていたのは・・・・・



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