ドタバタな日常

□一日目〜ヤンキーパラダイス〜
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「ふぁぁぁ…ねっみぃ〜」


俺は花咲 早奈英

この物語の主人公。一応。

ちなみに、俺とか言ってるが

生物学的には女だ

勘違いすんなよ



で、その主人公の俺は今、何をしているのかというと…

俺が通っている高校ー銀魂高校に向かって

歩みを進めている

同じ銀魂高校の奴らが、たくさんいるが

そいつらは、俺をチラチラとみるだけで

話しかけようとはしない

それは、何故か…

あ、いや。いじめられているとか、そんなんじゃないから

俺が、銀魂高校で有名な



ヤンキーだからだ



だから、奴等は怖がって話しかけようとはしない

ま、世の中っつーもんは

見た目で判断するからな、マジで


まぁ、それは慣れてるしどうでもいい

俺には、関係ないことだ

周りにどう思われようが

俺は俺の道を真っ直ぐ歩くだけだ


って、今の俺ちょっとカッコいいこと言ったくね!?

そんなくだらないことを、思っていたら…



「早奈英〜!!」

名前を呼ばれた

俺に話しかけてくるやつは、限られている


俺に話しかけてくるのは

同じクラスの3年Z組の奴らだけだ

それに、あのテンションの高さ、声の高さを考えると…


大方予想をつけて

声がした方を立ち止まって振り向く


すると、予想通り

銀魂高校で有名なヤンキー―神威がいた

長ランを着こなし、オレンジの長い髪を後ろで一つの三つ編みにし、アホ毛が一本たっている

神威は、最近銀魂高校に転校してきた奴だ

元は夜兎工業高校のトップだったそうだ

夜兎工はヤンキーの巣窟みたいな場所だ

その中のトップだから、相当強いのだろう


その横には、またまた有名なヤンキー―高杉晋助がいた

赤いカッターシャツの上に学ランを着、紫色の綺麗な短い髪で、左目に眼帯をしている

晋助は、銀魂高校創立以来の最悪最強で最凶のヤンキーらしい

絶対俺の方が最強だと思うけど


この二人、顔だけはいい

と、みんな陰で噂している



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