ドタバタな日常

□八日目〜アホ毛の使い道〜
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「今日はとりあえず、自由。明日から勉強だから、体力をためておくように」


と、試験が終わってから銀八に言われた


だがしかし、


「あ、早奈英はここに残れ〜!!」


丁度、出ようとしたときにそう言われ無視しようかと思ったが、とりあえず銀八の所に戻った


「なんですか、課長」


俺が言うと


「いや、先生ね。出世してるけど、先生でいいから。ま、みんなが出て行ったら話すわ。それまで、待ってろ」


「うい」


そう返事をして、神楽たちに叫ぶ


「神楽〜!妙〜!九兵衛〜!先に行っててくれ〜!後で、会えたら会おうぜ!!」


そんなに時間はかからないと思うけど、待たせるわけにもいかないからな


「分かったわ!後で、会えたら会いましょう!」


妙が返事してくれる


珍しく神楽じゃないなと思っていたら、神楽は沖田と喧嘩をしている


あ、喧嘩してるから返事ができないのか


一人で納得して


「おう!またな!!」


とりあえず、二人に手を振った





しばらくして、みんなが出て行った後


「んじゃ、明日の勉強のことについて話があるからな。ま、早奈英だったら薄々勘付いてると思うけど」


「そうですね」


薄々ってか確実にそうだなって思ってたけど



「とりあえず、そのへんに座りなさい」


「その命令口調腹立つ」


とか言いながら、机の前に座る


すると、俺の横に座ってくる


なんでだよとか思いつつ、まぁどうでもいいやとも思い動かないでおく


そこで、やっと白衣を脱ぎ眼鏡も取る


銀八が眼鏡取ったとこ初めて見た


銀八の顔を凝視していると、それに銀八が気づく


「あ?何?どしたの?」


こちらをまっすぐ見つめ返してくる


「あ、いや...。眼鏡ないとこ初めて見たな〜と思って」


ちょっと目を逸らしながら言うと


「あ〜まぁな。滅多に取らねぇもん、眼鏡」


と言う


「なんでなんだ?」


目が悪いんだったら、今取るのも変だしと思って質問する


「あ〜俺一応教師じゃん?」


「一応な」


「眼鏡してる方が頭良さそうに見えるのと、俺の先生のイメージが眼鏡だから。つけてる」


なんとも、銀八らしい理由


「じゃ、目が悪いわけじゃないんだ」


「ああ。視力は割といい方だ。自慢だけど」


「あ、そ」


「え?スルー?そこスルー?」


「おう、スルー」


あ〜なんか眼鏡のくだり、いらなかった気がする


今更になってそう思うのでした



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