ドタバタな日常

□七日目〜勉強合宿の班〜
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「はぁ〜…。やっと着いたぁ」


なんか色々ありましたが、なんとか合宿場に着いたらしい俺ら


長かったな〜ここまでの道のり


バスから降りて、荷物を受け取りとりあえず一ヶ所に集まる


みんな伸びやら欠伸やらしていて、この長旅が疲れたことを表している


「お前ら、全員降りたか〜」


相変わらず白衣を身に纏っている銀八が声をかける


「「は〜い」」


と、返事をするクラス


「う〜し。じゃあ、今から世話になる合宿所入るので、とりあえず礼儀正しくしとけよ〜」


行くぞ〜という声でゾロゾロと建物に向かう


その建物の外見は悪くない


寧ろ、綺麗な感じがする


ついでに言うなら、空気も綺麗だ


澄んでいて気持ちいい


山の上の方にあるから、まぁ、当たり前なんだが


少し肌寒い感じがまた堪らなく良い


「早奈英?立ち止まってないで早くいこうヨ」


何故か隣にいた神威に声をかけられ、自分が立ち止まっていたことに気付く


「あ、あぁ…。そうだな」


俺は再び歩みを進めた





中に入ると、外見も綺麗だが中も清潔感溢れている


うん、なかなか悪くない


みんなもそう思ってるのか、顔が輝いている


「ウン。なかなかいいアルな」


神楽もうんうんと頷く


「だな…思ったより綺麗だ」


みんなもその話で盛り上がっていると…


「は〜い静かにしろ〜」


銀八に声をかけられ、とりあえず静かにする


「一応、注意事項みたいなのを言っとくぞ」


注意事項?なんかあんのか??


「ここにはな、俺ら以外の奴らもいる」


まぁ、だろうな


「ソイツらと喧嘩とかすんなよ頼むから。特にその三人」


そう言って、俺と晋助と神威を指さす


「ああ。絡んで来ない限りは」


「殴ってこなければ」


「強い奴がいなければ」


三人が答える


「一番神威が心配なんだけど。強い奴がいなければとか怖いんだけど」


「大丈夫だ。喧嘩しないように見張っとくから」


「早奈英が?」


「土方が」


土方を指差して言う


「いや、なんで俺?」


「風紀委員だろ、お前」


う…と唸る土方


「…ま、そういうことで。じゃあ、大串くん。頼むわ」


「…ハァ土方です」


それを肯定ととるクラス


「あ、後…今から早速テストをする訳だが…。その前に部屋割りを発表する」


「部屋割りってなんのですかィ?」


沖田が質問する


「寝る部屋に決まってんだろ」


アホかという目で見てくる


「さっさと発表しろやオラ」


俺が言うと


「分かってるっつーの」


そして、銀八の口から部屋割りが発表された




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